19アンタレスHGインプレ!なんの特徴もないクソリールでした。

はじめに

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というわけで…

これまで2回にわたってアンタレスのことを書きましたが、今回はしつこく3回目の投稿。

巻き物専用に使いたい19アンタレスと、期待が膨らむ20メタニウム

19アンタレスは34mmスプールで非琵琶湖系アングラー歓喜

右ハンドルモデルの発売から遅れること2か月、待ちに待った本命のHGレフトハンドルモデルがようやく手に入りましたが、はっきり言ってなんの特徴もないクソリールでした。

半年以上使用したうえで、結論的なインプレも書きました。クソリールはクソリールなんですが、いいクソリールということで納得しています。詳細は下記参照。
あらためてカルコンの強さを認識

19アンタレスHGの正しい使い方(賛否両論)

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19アンタレスHGレフトハンドルモデル購入

バンタムの時もそうだったけど、シマノベイトリールは基本的に右ハンドルが先に発売されます。もちろん同時発売されるアイテムもあるんですが、かなりのボリュームが予想されるシリーズに関しては右→左の順で発売されることが多いです。

16アルデバランBFS XGのような左ハンドルにニーズが集中することがハッキリしているシリーズは、左→右でしたけどね。

そんなわけで、僕らのような右投げ左巻きのニワカバサーは毎回待ちぼうけを食らいます。

でも実は今回ばかりは待ちきれず、左ハンドルが発売されるまでの間は右ハンドルモデルを使っていました。購入したばかりのアンタレスを貸してくれた心優しい友人に感謝。

ハイギアの左ハンドルモデルは予約してあったのでその後スムーズに入手できましたが、このリール、いま購入するかどうか悩んでいる人は無理をして買う必要のないリールだと思います。

なんの特徴もないクソリール

嬉しがって購入したはいいが…

嬉しがって購入したはいいが…

バンタムMGL以来の新シリーズベイトリールということで期待していたのですが、今回ばかりはマジでがっかりしました。結論としては、4万数千円出して買うリールじゃねぇぞってのが素直な感想です。

あくまでも僕個人の意見です。アンタレスファンのみなさま、気分を悪くしたらごめんなさい…。

とにかく、借りた右ハンと購入した左ハン、ともにハイギア(HG)モデルをいろんなシチュエーションとセッティングで使ってみたんですが、ぶっちゃけ、なんの感動もありませんでした

一応、使用した条件をメモっておきます

巻物、ジャークベイト

ロッド:ファクトHFAC-65M
リール:19アンタレスHG(右)
ライン:フロロカーボン14lb
ルアー:3/8〜1/2ozスピナーベイト、3/8ozチャターベイト、フューリー(約1/2oz)、漁師クランク(約1oz)、ルドラ

テキサス

ロッド:ヘラクレス7LTS HCSC-70H-LTS
リール:19アンタレスHG(右)
ライン:フロロカーボン14lb
ルアー:3/16〜1/4ozシンカー+ドライブビーバー4インチなど

重巻き

ロッド:スーパースタリオンGT IGTC-71MH
リール:19アンタレスHG(左)
ライン:フロロカーボン16lb
ルアー:総重量1〜2ozクラスのスイムベイトやスピナーベイト、チャターベイト、羽根モノなど

他にもラバージグだとか、ライトプラッキングだとかいろんな設定で遊びましたが、書いてもしょうがないので割愛します。

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3/8〜1ozクラスの巻き物にGOOD!

なんの特徴もない…とは言ったけど、適性が高いのは間違いなく巻物です。中でも3/8〜1ozクラスのプラグやワイヤーベイトとの相性は最高クラス。どうしても19アンタレスを買うんだって人は、このあたり(ミドルウェイト級の)巻物に使えばいいと思います。

巻き心地は言うまでもなくヌメヌメのシルキーさで、もはやノー感じ。これは好き嫌いがあると思いますが、わざわざローギアを使うような巻物フリークなら多分気に入るでしょうね。

また、キャストに関しては果てしなく飛びます。特にこのウェイト帯(3/8〜1ozクラス)ならライバルがいないんじゃないかってぐらいに飛距離が出ます。とにかく遠くへ飛ばしたいおかっぱりなら、悪くない選択だと思います。

でも僕はボートでの使用がメインなので、遠投性よりも制動性やトラブルレス性が欲しかったです。ならSV買えよって言われそうですが、それはまた別な話。

さて、じゃあ巻き物ならなんでもいいのかと言われると、3/8ozよりもライト、または1oz超のプラグ類ともなると、相性はいまいちに感じました。

よりライトな方向は厳しい

19アンタレスのマグナムライトスプール3はさすがにすごくて、1/4oz前後のライトプラグが最高速で飛んでいくんですが、そのクラスならメタニウムMGLやダイワの34mmSVスプール系機種でも十分快適なんですよね。

それに、ライトプラッキングをやるうえで致命的なのが重すぎる自重、220g

ライトプラッキングのタックルバランス的には、リールもよりライトにした方が扱いやすいです。

ルアーの振動の伝わり方も、タックル全体の重量に大きく依存します。19アンタレスほどの重量級では、より軽いリールに比べて「何をやっているのかわかりにくい」んですよね。巻きのシルキーさも相まって。

これはわざわざ19アンタレスでやる釣りではないですね。

ヘビーな巻物はカルコンに一歩譲る

かたや僕が「重巻き」と呼んでいるような1oz超のヘビーな巻物を扱うことにおいては、これまでメインで使用していた15カルカッタコンクエスト101HGに一歩及ばず。

あらためてカルコンの強さを認識

あらためてカルコンの強さを認識

両者はスプール径が違うので単純比較はできませんが、12lb-100mというラインストック量は一致しているので、同クラスと見ていいですよね。

19アンタレスは(自重を気にしなければ)明らかにライトウェイトバーサタイルを目指したコンセプトですから、そもそもヘビーな巻き物にフィットしないのは当たり前ですが、せっかくなのでフルメタルハウジングの剛性感を生かした釣りに使いたかったというのが本音。

スプールがオーバーランしやすい

立ち上がり重視の軽量スプールは、リグがヘビーになるにつれ初期回転時オーバーランのリスクが高くなります。過回転を抑えるようブレーキを強くするのもリールのポテンシャルを殺してしまう気がします。

そのため、自重が重く初速は出るけど、空気抵抗が大きく失速しやすいルアーでは特にオーバーランによるバックラッシュのリスクが高まります。羽モノやヘビースピナーベイトがその典型ですね。

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太糸にそもそも向いていない

またナロースプールはそもそもヘビーなルアーを扱うにあたって巻きたい太糸に向いていません。16lbや20lbを巻いてしまうと、せいぜい20m程度キャストしただけでずいぶんスプールが痩せます。

キャスト後半の過回転に繋がることに加えて、巻き取り長の変動が大きくなってしまいます。なので羽モノやヘビースピナーベイトがますます使いにくいです…。

巻きのパワーを求めるのはそもそも間違っている

案外重要なウィンチ力も全然違います。同じハイギアで、巻き取り長もほぼ同じ(19アンタレスHG=79cm、15カルカッタコンクエスト101HG=78cm)なんですが、ギア比(19アンタレスHG=7.4、15カルカッタコンクエスト101HG=6.8)の影響が大きく、カルコンの方が断然ゴリゴリ巻けます。

巻き抵抗の極めて大きなルアー、たとえばタイフーン1ozなどのヘビースピナーベイトなどを扱う際、とくに顕著でした。

コンパクトさを生かせるかが課題

結局ロープロファイルであることぐらいですね、19アンタレスが勝ってるのは。

じゃあそれが生かせる釣りって何があるの?というと、思いつきません。せめて軽ければ…。

「19アンタレスHGが届いたら15カルカッタコンクエスト101は捨てよう」と思っていたんですが、とてもじゃないけど代わりにはなりませんでした。

かたやワイヤーベイト用としてはリストラが近いもう一台のカルコン

15カルカッタコンクエスト101HGインプレ、19アンタレスHGを買ってわかった凄みとは…

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打ち物に使うのは罰ゲーム

スプールの立ち上がりのよさはピッチングを主体とした釣りに威力を発揮しそうなんですが、残念ながらコンセプトがミスマッチです。

これを打ち物用に使おうと考えている人がいたら、全力で止めたいぐらい。シマノならメタニウム系統、ダイワならスティーズやジリオンの系統、アブなら第四世代Revoのハイスピードモデルなど、フィットするリールがたくさんある中で、あえて19アンタレスHGを使うのは罰ゲームです。

自重220gで、なおかつエクストラハイギアの設定がない時点で、打ち続けるタックルにはマジで使っちゃいけません。16メタニウムMGL、16ジリオンSV TW XXH、この辺りのミドルクラスの方がはるかに専門性が高く快適です。

16メタニウムMGLに勝てる気がしない

16メタニウムMGLに勝てる気がしない

感度にまで影響する自重

撃ち物や底物でそれなりに重要な反響感度は、何もロッドさえカリカリならいいというわけではなく、リールも軽ければ軽いほどいいわけです。

「そういう釣りのためには作っていない」と言われればそれまでですが、では一体何に使えばいいのか。それを見つけ出すのが目下の課題です。

18バンタムMGL登場でも揺るがない16メタニウムMGLの優位性を比較検証

結局どう運用すればいいの?

これはあくまでも僕個人の意見ですが、何かピカイチな使途があるかと言うとノーです。

結局、傑出した性能といえばミドルウェイト帯(3/8〜1ozクラス)の飛距離と巻き心地ぐらいで、これが活かせるおかっぱり用タックルなら光るかもしれません。

とくにおかっぱりの場合は「1本でなんでもやりたい」という人も多いと思うので、撃ち巻き両用の「おかっぱりバーサタイル」なんてどうでしょうか。17バスワンXTの飛距離を少し伸ばした感じのイメージで使えると思いますよ。

まとめ

道具は何かしら秀でた性能がないと運用しづらいということを痛いほど分からせてくれる19アンタレスHG。

今のところ、おかっぱりバーサタイルぐらいしか就職先が見つからない「なんの特徴もないクソリール」ですが、無理矢理にでもいいところを見つけてレギュラーポジションを与えたいと思います。

あらためてカルコンの強さを認識

19アンタレスHGの正しい使い方(賛否両論)

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