クソリール・ソムリエことMONSTERです。
フライング気味に発表、そして瞬く間にスピード発売され続けているダイワの2021年新製品の中で、価格しか話題になっていない21スティーズリミテッドSV TW。
はたしてクソリールなのか? 今回も動画を添えてインプレしていきます。
21スティーズLTD SV TW
バス釣りブログ戦士として、16スティーズSV TWの買い時を逃した感が、いつのまにか罪悪感にまで育ってしまっているので、次期モデルはすぐに買おうと誓って構えていたんですが、なんとモデルチェンジはおあずけ。
そして登場したのがマイナーチェンジ品のこいつ、スティーズリミテッド。
リミテッドって聞くと普通は「限定なのかな?」と思うものですが、釣具用語ともなれば話は別。要は「金型使いまわしてがっぽり儲けるぞ」という意思の表れです。素晴らしい!
優良な企業かどうかを見極めるポイントは、その企業が儲かっているのかどうか。利益を出しているのかどうか。その一点だけなので、儲けることに対して、僕はユーザーとして、なんとも思わないどころかむしろ「もっとやれ」とさえ思います。
ともかく、マイナーチェンジであろうがボッタクリであろうが、「16スティーズSV TWを買わなかった罪が洗い流されるのであれば…」と予約購入したんですが、お値段7万円也。バス釣り向けベイトリールにしてはそこそこ高め。とはいえ、釣りという趣味自体が金のかからない趣味なので、これぐらいはOKでしょう。
インプレ動画を撮りました
またか! と思われそうですけど、21ジリオンに引き続き、今回も動画で詳しくインプレしています。チャンネル登録、「いいね」してくれると嬉しいです。
僕がやらなくても、公式の動画やYouTuberの動画がすでにたくさんあったので、片っ端から見ましたが…ハッキリ言って時間の無駄でした。21スティーズLTD SV TWが気になる人は僕の動画を見てください。
伸びる、ヤバイ、無重力、気持ちいい? アホか
マジでどうしようもないのが、公式動画に収録されたプロアングラーたちのインプレッション。「うわー、伸びるわ」「ヤバいね」。ヤバイのはあなた方の表現力だと思います。
おかっぱりのプリンスでさえ、「えーっと、軽く振って飛ぶのはいいことだよ」と、あまりお気に召さない様子。うん、そうだね! いいことだね! ってかそれ、16スティーズのときも言ってたじゃん!
極めつけは道具ユーチューバーの皆さん、口をそろえて「気持ちいい~」とアホ丸出しのクソインプレ。ぐっすり眠れるマットレスじゃねーんだからよ…。
でもたしかに、僕も第一印象は「とくになんの感動のないリール」だったので、抽象的な表現でしかホメにくいのはわかります。
ステリミには特にこれといった感想ないというか、「XH出たら起こしてください」って感じだけど、21ジリオンはなんつーんすかね…これで文句言う人いるの?ってレベル。
— BassGo! (@bassgo_com) December 27, 2020
↑そしてこれが、正真正銘同レベルのアホであった。
僕はギルベイトの相棒に
動画で話していることを全部書き連ねても意味がないので、要点だけ掻い摘んでおくと、「伸びる」ことにフォーカスした場合、1/2oz程度の、スプールを引っ張り続けて高回転を維持し続けられるほどの甲斐性がないルアーに使うのが本懐だと思います。
でも僕はあえて、ジョイントゾーイやギルロイドベビーのようなギルベイト、またはタイフーンやヒュージスピナーベイトのようなビッグスピナーベイト、つまりは1oz超の自重がありながら、飛行姿勢が安定しないトラブルメイカーたちのお供に仕上げようと思っています。
キャストスピード、キャストレンジ(距離)、フォームを毎投のように変更しても着いてくるSV BOOSTスプール。いいですよ。DCブレーキでも似たようなことができますが、クソ重いブレーキユニット抜きで軽快に使える分、ボートならアナログ(SV BOOST)がトータルで上。
実際、年末の日吉ダムではギルベイトを使い倒し、しっかり50UPを仕留めています。ギルベイトをショアラインにスパスパ決めていくのは、一見簡単そうに見えて制動が難しく、道具の性能が問われるんですよね。…これについてはまた別記事か、動画で詳しくやろうと思います。
まとめ
価格も価格だし、そればかりが話題になって、道具としての長所がわかりにくいリールだと思いましたが、ギルベイトを34Φでやりたい人なら、間違いなく満足できます。
ほかの釣りで、あえてこのリールじゃなきゃダメかというと、なかなかそうビタハマりする釣りはないと思いますが、とにかく僕は気に入っています。