2020年の新製品情報が解禁され、ジャパンフィッシングショーも終わり、浮かれ切っているバス釣り界。
ここであえて、2019年を振り返り、買ってよかったベストバイタックルを紹介しようと思います。

ロッド編、リール編、ルアー編、その他と4項目に分けて、それぞれ3つずつ!
…「ベスト」なのに結構多いよね。
2019年ベストバイ! ロッド編
まずはロッドから。
2019年は毎年のことながら、タックルに掛ける金を大幅に節約するつもりで挑みました。
中でもロッドは軽く数十本は所有しているので、買わなくてもいい…。
はずが、結局何を何本買ったのかわからなくなるほど買ってしまいましたね。笑
第3位 ファクト HFAC-65M
エバーグリーン、ヘラクレスファクトシリーズの巻き物ロッド、HFAC-65M。
2018年までは青野ダムや一庫ダムで釣りをすることが多く、通い始めたころは巻き物の出番が多かったんですが、次第には撃ち物主体で釣っていくスタイルが根付き、ここ数年はそれ一辺倒になっていました。
2019年からは新たに日吉ダムへ通い始めたので、慣れないうちは巻き物タックルいるなー…と思い切って購入。
結果、ショボイ魚しか釣っていませんがボートで流すのが楽しくなりました。
1/2ozクラスのファストムービング系全般に
このサオのお気に入りポイントは、
- 65という短めのレングス
- 低弾性厚巻きのムチムチ感
- ショートグリップ
の3点に尽きます。
レンタルアルミボートでの釣りは、まあまあの頻度で好きなボートが選べず、「デッキなし」のボートに当たることもあります。
そうした時に、ロッドを下方向で構えることの多いスピナーベイトやチャターベイト、ロッドを煽るジャークベイトなどを快適に扱うには、なんやかんやで短いロッドがいいんです。
以前にレジットデザインのボートフロッグロッド、ワイルドサイドWSC65MHを同じような用途で使用していましたが、グリップがやや長く、取り回しが悪かったんですよね。
それもこれもHFAC-65Mで解決。
クソリールだと思っていた19アンタレスHGも、こいつのおかげでイキイキしています。
第2位 ファクト HFAC-66ML
エバーグリーン、ヘラクレスファクトシリーズの超低弾性カーボンクランキングロッド、HFAC-66ML。
これも第3位のHFAC-65Mと同じ理由で導入しました。
もちろん1/4~1/2ozクラスのクランキングに
いわゆるスモールクランクからレギュラーサイズのクランクなら、バジング~シャローはもちろん、3m程度のディープダイバーまでOK。
過去に使用していたどのクランキングロッドよりも使いやすいですね。
具体的にはオリムピックのビゴーレヴェトロ、エバーグリーンのトルクマスター、ダイコーのバロウズ等、グラスコンポジットからピュアグラスまで色々使っていましたが、個人的にはHFAC-66MLがブッチギリです。
あくまでもカーボンロッドなのでグラス特有のネバリはありませんが、その分太径バットの立ち上がりは特筆もの。
巻きアワセの際にしっかり止まるので、掛かった感覚がよりリニアに感じられます。
感度は当然のことながら、グラスとは別次元。
クランキングロッドが欲しいけどグラスは…と思っている人にはとくにおススメできます!
第1位 ファクト HFAC-70HST
エバーグリーン、ヘラクレスファクトシリーズばかりで恐縮ですが、すでに所有しているテキサスロッドHFAC-70HSTを追加購入しました。
年間を通して、HFAC-70HSTはおそらく一番魚を釣っているロッドなので、2本になったことで戦力倍増!
とまではいきませんが、快適さが段違いなので1位です。
リグを組み替える手間が解消
これも2019年から通い始めた日吉ダムのせいなんですが、案外撃てるポイントが多く、またついつい足を止めたくなる地形変化も結構あります。
カバーや岩盤にはパンチショット、縦ストにはノーシンカーフォールベイト、地形変化にはテキサス…なんてことをやっていたらリグりなおすのが大変、なのでコピータックルを組みました。
2020年も活躍してくれよな!
2019年ベストバイ! リール編
リールこそロッド以上にいらないはずなんですが、なんやかんやで結構買ってしまいましたね…。
18ステラを3台、19ヴァンキッシュを2台、19アンタレス、18アルデバランMGL、16メタニウムMGL、16ジリオンSV TW。
正気とは思えない買いっぷりでしたが、その中からベスト3を発表します。
第3位 シマノ 19アンタレスHG
皆さま、申し訳ありません! 大変申し訳ございませんでした!
以前のインプレでボロクソに書いた19アンタレスHGですが、僕は唐突に気づいてしまいました。
これは間違いなく、珠玉の巻き物リールです。
HFAC-65Mとのコンビで覚醒
太糸使えねーな、と思いながらもスーパースタリオンGTの相棒として出番の多かった19アンタレスHG。
14lbをパンパンに巻いて、デカプラグやスイムベイト、ぶっ飛び系のバイブレーションやチャターベイトを使用していましたが、これはもう相性の問題です。悪すぎました。
HFAC-65Mを購入し、12lbクラスの釣り(ルアーウェイトは3/8~1/2oz程度)に本腰を入れたことで、自重の重さ以外に何ひとつネガのない珠玉の巻き物リールに化けました。
やっぱ12lbかそれ以下のラインにはめちゃくちゃ合ってるわ…。
読者の皆さま、そしてシマノさま、大変申し訳ありませんでした! 反省してまーす。
第2位 シマノ 18アルデバランMGL 31HG
いまいち日の目を浴びていない(気がする)不遇の18アルデバランMGL。
20メタニウムと夢屋浅溝スプールの同時発売が発表されたことで、完全に息の根を止められそうなんですが、これは良さがわかりにくいけど、わかる人にはたまらないベイトリール(なんだろ?俺にはわかるぜ! と、玄人ぶって買ってみました)。
たしかに、いざ色んなタックルに組み替えて使ってみると、「メタMGLの方がいい」とか「アルデバランBFSの方がいい」とか、挙句の果てには「全部スティーズSV TWでいい」とか、ロクなコメントが思いつきません。
ただし、超局地的な用途ではこれを超えるリールはないし、2020年も安心して使用できると思います。
フットボールジグスペシャル
実はこれ、初めからフットボールジグに使おうと思っていました。
一応念のため、いろんな釣りに使いましたが、やっぱりピンとくるのはフットボールジグ、もしくはヘビダン。
フットボールジグは僕の場合、ほとんどダウンヒルでしか使用しません。岩盤が撃てるリザーバーでは、ほとんどの時間、フットボールタックルを握っています。
この釣りでは比較的細糸(10~12lb)がマッチするし、15~20mほどのボートポジションで岸からディープへと撃ち転がすため、ラインキャパもそれほど必要ありません。
だからもともとは16メタニウムMGL+KTFバーサタイルフィネススプールを好んで使っていました。こいつのラインキャパが12lb-50m程度です。
またアクションは、ピョンピョンとホップさせることもありますが、最近は限りなくシェイクに近い動作で細かく落としていくのがお気に入り。
つまりロッドを立てっぱなし、振りっぱなしとなるわけですが、これが結構、レギュラーサイズのリールでは辛いんですよ。重くて。(しかも16メタはデカイ。)
そこで白羽の矢が立ったのが18アルデバランMGL 31HG。なんと激軽135g。
ギアスピードが遅いことを除いて、なにひとつネガのないリールです。

ちなみに5~10gヘビダンは同じタックルで、より近距離の使い方になりますが、これもめちゃくちゃマッチします。
第1位 シマノ 18ステラC2500SHG
2019年は2500SHG、C2500SHG、C2000SHGと、ステラを3台も買い足してしまいました。
買い足した中で、C2500SHGがベストバイ1位となった理由はズバリ、フィネス系のバス釣りにはこのサイズでいいと結論が出たからです。
以前絶賛していたC3000XGは、パワーフィネスブームが(僕の中で)落ち着いたことで、一線を退いた格好になります。
スーパースタンダードサイズ
C2500というサイズは、これまでぶっちゃけ存在意義がわからない番手だったんですが、なんとなく買ってみたら最高でした。
というのも、まずは自重がベスト。
18ステラC2500SHGがたまたまそうだったんですが、その昔ベストオブベストバスリールの称号を与えた16ヴァンキッシュHGSと同重量(180g)なんですよね。
さらにガイドの小径化が進む最近のバスロッドにマッチするC2000サイズスプール&ローター。
さすがに4lb以上の太糸には試していませんが、3lbクラスの釣りにはベストです。
高かったから誉めているってわけではありません。笑
2019年ベストバイ! ルアー編
ルアーはロッドやリールに比べてベストバイ候補が多かったので、悩んだ挙句、面白みのないセレクトになってしまいました。笑
第3位 ケイテック マッドワグロング 11インチ
2018年に発売となったケイテックのキョダイマックス・ロングカーリーテールワーム、マッドワグロング(8インチ&11インチ)。
もともとロングワームは大好物なんですが、近年もてはやされているのはストレート(クローラー)系ばかり。
“ロングカーリー”と呼ばれるジャンルのワームって、あんまり多くない…ってか「うおおおお!これは!」というのが正直なかったんですよね。

発売後即バイトしたので、実際購入したのは2018年ですが、琵琶湖でボコボコに釣れたこともあって大量にストックしたのが2019年。
余裕の第3位をマークしました。
テキサスリグ巻き巻き(マキサス)
琵琶湖ではライトテキサスの巻き=マキサスで使用。
さすがに11インチという長さもあって40未満のコッパはなかなか釣れませんが、それ以上であればサイズ問わずよく釣れます。
でもリザーバーではこれと言った釣果が出せていません。笑
ロングワームに異常な関心を示すバスというのは実在するので、2020年は積極的に使っていこうと思います。
第2位 ケイテック モデル2 ver.2.0
もっとも溺愛しているフットボールジグ、ケイテックのモデル2がマイナーチェンジしました。
フットボール好きには説明不要のレジェンダリールアーですが、いまだにアップデートする余地があるというのは驚きです。
ダブルバーブでトレーラー長持ち!
そもそもモデル2というジグを愛用している理由は、3インチクラスのトレーラーにマッチする絶妙なサイズ感に尽きます。
エバーグリーンのTGブローも同様に愛用していますが、3インチクラスのトレーラーにより適性が高いのは? というとモデル2に軍配が上がります。
それはなぜか? 感じ方は人それぞれですが、個人的な決め手はワームキーパーの形状。
3インチクラスのトレーラーというと、よく使用するのが
- ディープカップビーバー3インチ
- ドライブクロー3インチ
- ブルフラット3インチ
- エスケープチビツイン3インチ
- フラップクロー3.3インチ
- スカルピン3.5インチ
- ディープカップビーバー3.75インチ
ってとこなんですが、ブルフラット以外は結構ケツが細くて弱いんですよね。
だったらワイヤータイプのキーパーがいいんじゃないの? と思われがちですが、上に挙げたような塩モリモリの高比重ワームにはブッさすだけで致命傷を与えてしまいます。
かたや旧来のモデル2のように、シンカーと一体成型かつ太さだけでワームをキープするものだと、致命傷は与えないけどトレーラーが回転し(捻じれ)やすいという欠点もありました。
この2種類のいいとこどりとも言えるのが、モデル2 ver.2.0のキーパー形状。
ワームが裂けず、回らない。めっちゃグッドです。
これがなぜか発売からしばらくの間手に入らず、年末にようやく買えたばかりなので、2020年への期待を込めて盛り盛りの第2位です。
第1位 デプス リバウンドスティック 5インチ
ワームばっかりやんけ!
はい、すみません。なんやかんやで撃ち物が好きなんですよね。
僕はカッコつけて「ハードベイター!」だとか「ほぼフリッパー!」だとか、自分の首を絞めるようなことを言うつもりはないですが、使いたいものを使った結果、典型的な撃ち物マンです。
基本は釣れるもの、流行りものを使う日和見主義者なんですけどね。
リバウンドスティックも買えないぐらい流行りましたもんね~。
ジカリグに好相性
ロッド編で1位にランクインしたHFAC-70HSTでジカリグをやる際、クロー系やホッグ系をしのぐ採用率なのがリバウンドスティック5インチです。
ジカリグの使い方にもいろいろありますが、テキサスをリグったタックルがもう1本あるって状態なら
- 網状でガビガビのカバーに落とし込む
- 移動距離を抑えた定点シェイク
なんて使い方が主になります。
①の場合、すり抜けの良さを左右するのはワームの形状で、ストレートに近い方が当然快適に落とし込めます。
②の場合、ホッグ系のような寸胴で自重モリモリのワームはシンカーの近くに自重が集中しやすいため、思いのほか移動させてしまいます。
アクションもワームが細長い分伝わりやすいですしね。
リグりっぱなしの釣行が増えたので、こいつを1位とします!
2019年ベストバイ! その他
もう書き疲れたし飽きてきたんですが、最後まで続けます。笑
ロッドやリール、ルアー以外のフィッシングギアから、僕の釣りLIFEを完全に買えてしまったアイテムを紹介します!
第3位 ガーミン ストライカー4
関西リザーバーのレンタルボートスタイルは関東で流行りのそれとは少し違っていて、エレキや船外機がリグられたアルミボート、またはそれプラス魚探をセットで借りることが多いです。
エレキと魚探を担いでいって、FRPボート(和船)にマウントして…っていうクールな関東スタイルが通用するフィールドは少なく、お世話になったことがあるのは津風呂湖、生野銀山湖、東条湖ぐらい。

池原ダム、七色ダム、合川ダム、七川ダムなどの超メジャーレイクや、アクセスも良く個人的に好きな青野ダム、一庫ダム、日吉ダムなどはすべてレンタルアルミボートです。
で、毎回魚探を借りるとか、予約をし忘れるとかってのが結構面倒だったので、安物の魚探を買ってみました。
素人はこれでいい
価格も目玉が飛び出すほど安く、機能性も十分。
とくに、「水深や水温が知りたいだけ」という僕のようなニワカにとっては、これ以上にないと言っていいほどコスパが高いストライカー4。
初めての魚探に超オススメです。
第2位 オークリー クリフデン
ボート、おかっぱり問わず、偏光グラスはバス釣りの必須アイテムです。
ずっと愛用していたオークリーのスライバーXLをなくしてしまったため、今度はもっといいのを買おうということで選んだのが2019年発売のクリフデン。年末ギリギリに購入しました!

雪山登山用だけど
これ、もともとはギラッギラの雪山で使用することを前提とした偏光グラスで、テンプルから直接目に入る光をシャットアウトするシールドが標準装備!
レンズもそれ向けのラインナップがメイン
- Prizm Snow Black
- Prizm Snow Sapphire
- Prizm Snow Torch
なんですが、実は釣り向けの偏光レンズもラインナップされています。
- Prizm Tungsten Polarized
- Prizm Deep Water Polarized
- Prizm Shallow Water Polarized
今回は長く使えるものを買いたかったので、やや値は張りますがPrizm Shallow Water Polarizedを購入。
使うのがマジで楽しみです!
第1位 リューギ ストックバッグ2
ボート釣りではこれまでメイホウのバケットマウスBM-7000、BM-9000を使っていましたが、海釣り(オフショアジギングなど)と兼用していたこともあって、不便が多かったんですよね。
バッカンは素材が柔らかく、バケットマウスのように座ったりできないので敬遠していましたが、これが予想以上に便利。
ボート釣りがクソ快適になりました。
ボート釣りに超特化
ボートでオカッパリで、使用状況を想定し考え尽くした大型機能性タックルバッグ
ちゅーことですが、どっからどう見てもボート用です。
そう感じる理由はいずれ詳しくインプレするとして、デカデカと印刷されたリューギのロゴが恥ずかしいことを除いて概ね気に入っています。
というか、これがあるとないとではボート釣りの快適さがダンチと言ってもいいほどの必須アイテムとなりました。
ストックバッグ2とバーサスVS-3078で、今年も頑張っていきたいと思います!
まとめ
ゼエゼエ…誰も興味関心その他一切の感情がないであろう記事を一生懸命書きました。
ただ率直に、本当に買ってよかったと思えるものだけを書き上げたので、購入を検討中の人の参考になればうれしいですね。