みなさま、18アルデバランMGLというリールをご存知でしょうか?
18バンタムMGL、18ステラなどの人気機種と発売時期がかぶってしまい、話題にすらならなかったので、ひょっとするとマジで知らない人もいるかもしれません。
知ってると言う人も、なんとなくこんなイメージがあるんじゃないでしょうか。
- 周りに持っている人がひとりもいない。
- プロスタッフですら熱心にプッシュしていない。
- 不遇の17クロナークMGLの方がまだ人気。
- 20メタ&浅溝スプールで死の宣告状態。
- 鳥のクチバシみたい。
![](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2019/09/icon-monster.jpg)
でも実は僕、18アルデバランMGLを、主力級のVIP待遇で愛用しています。
気になるけど情報が少な過ぎて二の足を踏んでいる…なんて人がすぐにポチれるように、しっかりインプレしながら猛烈にプッシュしたいと思います。
![](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2019/09/icon-monster.jpg)
目次
18アルデバランMGL
![18アルデバランMGL 31HG](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2020/01/529C42EA-D56F-4D3D-A7CC-F641CAF08EF2-scaled-e1580443189258-1024x768.jpeg)
18アルデバランMGL 31HG
このシリーズの代表的な個性は3つ。
- 32mm径MGLスプール
- 12lb-65mのラインキャパ
- 超軽量、標準自重135g
加えて公式サイトの製品紹介文でも「軽量ルアーをさらに遠くへ」のコピーとともに、「軽量ルアー専用モデル」とまで書かれてしまっています。
こう聞くと、どうも32mm径スプールのベイトフィネスリールと34mm径スプールのリールとの間を埋める中途半端なヤツだと思われがち。
![アルデバランBFSとメタニウムMGLの中間的役割?](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2020/01/8E602453-B5A2-481F-9749-025242A182C9-scaled-e1580443512774-1024x768.jpeg)
アルデバランBFSとメタニウムMGLの中間的役割?
![](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2019/09/icon-monster.jpg)
はじめにキッパリ言っておきますが、僕の使い方はこのコンセプトを完全に踏み外しています。
踏み外してんだけど、これぞまさしく18アルデバランMGLの本領とさえ思ってるんですよ。
半端なスペックに惑わされるな!
32mm径スプールのベイトフィネスリールと34mm径スプールのリールとの間を埋める中途半端なヤツという見方をすると、「霞ヶ浦スペックだ!ワーイ!」と言う人もいるようですが、「じゃあ16アルデバランBFSと16メタニウムMGLでいいじゃない」と感じる人の方が多いと思います。
タックル1本しばりのおかっぱりで…ってんならわからんでもないですが、1本で何でもかんでもやろうとするのがそもそもナンセンス。
![](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2019/09/icon-monster.jpg)
そこで僕がおすすめしたいのは、通常34mm径スプールのリールで行う釣りを、あえて18アルデバランMGLに置き換えてやることで、より軽快な操作と、より繊細なアプローチを可能にすることです。
どゆこと?
僕はもともとフットボールジグ用タックルに16メタニウムMGL XGを組み込んでいたんですが、リール本体のデカさと重さが気になり始めて18アルデバランMGL 31HGを買ったんです。
![I love football.](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_1473-1024x768.jpg)
I love football.
なるほどこれがびっくりするほどいいんですよ。
フットボールジグ用に使ってみた
フットボールのダウンヒルをやる場合、以前はトン・トン・トンとロッドを煽っていたんですが、最近はトトトトト…トトトトト…と、限りなくシェイクに近い動作でアクションしています。
こういう釣りには多少の飛距離、パワー、スピードを犠牲にしてでも、軽くコンパクトなリールを使った方がよくないか? ということで18アルデバランMGL 31HGを使い始めました。
結論的には、16メタニウムMGL XGを使用していた時に比べてかなり疲労が軽減され、釣りに集中できています。
![メタニウムMGLよりも約40g軽く、けた違いにコンパクト](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2020/01/3904E4F0-344F-44A8-A1C9-19B399BB0366-scaled-e1580443603437-1024x768.jpeg)
メタニウムMGLよりも約40g軽く、けた違いにコンパクト
デメリットが気になる人もいると思いますが、メリットに比べると微々たるものだし、なんならほぼ実害のないレベルです。
- 飛距離の低下→16メタMGL XGの方が間違いなく飛びますが、ラインを出せば出すほど操作性や感度が落ちるので、せいぜい20m程度しかキャストしない。
- パワーの低下→16メタMGL XGよりもギア比が低いため、パワーダウンは感じない。パッと見の戦闘力は落ちた気がする。
- スピードの低下→16メタMGL XGと比較すると、18アルデバランMGL 31HGはかなり遅い。XG化することで、わずかに改善する。
置き換える前にどんなリールを使っていたかによって感じ方は違いますが、だいたいこんな感じです。
16lbクラスまでのワーミング全般に
もちろんフィットするのはフットボールだけじゃないです。
これも結論から言いますが、本来34mm径スプールのリールを使用していた、ライン強度が16lbクラスまでのワーミング全般に使えます。
僕の感覚で言えば、たとえばこんな感じ。
![オモネコとか](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2018/06/IMGP0827-1024x683.jpg)
オモネコとか
あとラインキャパですが、14lbならパンパンに巻いて55m、16lbなら45mぐらい入ります。それよりも太いラインはちょっと厳しいですね。
XG化することで、さらに快適に?
34mm径スプールのリールを18アルデバランMGLに置き換えるデメリットのひとつとして、巻き取りスピードの低下を上げましたが、これはXG化することで多少改善します。
![XG化推奨](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2020/04/834DB98C-376B-4436-9C52-220C98E53FDF-1024x768.jpeg)
XG化推奨
やり方はほかのブロガーさんがすでに紹介しているのでそちらを参考にしてください。
この改造を施すと、撃ち物・底物に対する適正がさらに高まります。
巻き物はルアーを選ぶ
ワーミングには抜群の相性と紹介しましたが、巻き物となれば話は別。
まず、最大の特徴である軽快さがそれほど要求されません。
でもって巻きの質感も、パワーもそれなり。
巻き抵抗の極めて小さいルアーなら快適に扱えますが、たとえば3/8ozクラスのチャターベイトとか、1/2ozクラスのスピナーベイトとか、通常34mm径スプールのリールでドンピシャな領域をカバーするのは難しいです。
![](https://bassgo.com/wp-content/uploads/2019/09/icon-monster.jpg)
飛距離はいっちょまえに出るんですが、3/8oz以上なら34mmの方がいいし、かといって1/4ozを切るようなルアーは快適とは言えません。
無理に使っても、「やっぱり32mm径スプールのベイトフィネスリールと34mm径スプールのリールがあればいいよね」となるのが関の山。
よって、7g以上10g未満という狭~いスイートスポットのルアーに使うが吉。スピニングタックルで扱うにはちょっと重めのシャッドとか、小型のミノーとかですかね。
まとめ
冒頭、「20メタニウム&浅溝スプール発売で死の宣告を受けている」とも書きましたが、今後もズバ抜けた軽快さで大活躍間違いなしの18アルデバランMGL。
軽量ルアー専用というレッテルは無視して、近距離のワーミングにぜひとも使ってみてください。捗りますよ。