ファットウィップ5インチを話題のオモネコで、ビッグフィッシュ捕獲インプレ

はじめに

YouTubeチャンネルあります。

応援してくれる人は、ただちにチャンネル登録してください。とても励みになります。

Twitterとも連動しているんで、こっちもフォローしてください。お願いします。

というわけで…

有名だけど使ったことがない、食わず嫌いしてきたルアーメーカーのひとつ、レイドジャパン。大人気バサー、カナモこと金森隆志氏が代表を務めるメーカーですが、なんだか若者受けする印象があってアラサーとしては手に取りにくく、これまではアウェイを貫いてきたわけ。

ですがこの度、ついつい怖いもの見たさでレイドジャパン製品を購入する運びとなりましたので、がっつり実釣インプレしたいと思います!

スポンサーリンク

ファットウィップ5インチ

数あるクローラー系ソフトベイトの中で、ひときわ太くずっしりとした重みのあるファットウィップ。ファットヤマセンコーの完全なるオマージュと言わざるを得ない激釣れベイト「ファットウィップ3インチ」というサイズバリエーションもありますが、今回はデカい方=5インチを購入。

パッケージからして若者臭がするレイドジャパン・ファットウィップ5インチ

パッケージからして若者臭がするレイドジャパン・ファットウィップ5インチ

8本入りで800円だから、最近のワームにしてはごく普通の価格設定。全然許せる高さ

外観

ファットウィップに限ったことではないですが、レイドジャパンのワームにはいかにも釣れそうなカラーバリエーションが展開されていて、どれを買おうかとても悩む!で、さんざん悩んだ挙句購入したのは、032.TENAGA EBIというナチュラル系カラー。

どこからどう見ても釣れそうな032.TENAGA EBI

どこからどう見ても釣れそうな032.TENAGA EBI

ボディは粗目のリブが多数設けられていて、ミミズよりはカブトムシの幼虫に近いデザイン。

太くて重い、比重は低め

パッケージから取り出して初めに感じたのは、カタい!=ハリがあるということ。さらに乾いた質感で、これはつまり塩が少ない=低比重マテリアルを採用しているということですね。

代表的なクローラー系ストレートワームのドライブクローラーやブレーバーはワームの表面をこすると塩がモリモリ出てきますが、ファットウィップ5インチはほとんど出ません

塩の含有量が上がるほど比重は大きくなりますが、その分耐久性が下がることが難点ですが、ファットウィップは太さで十分な自重を稼げる分、通常よりも塩が少なめの設定で素材そのものの耐久性が高そうだ

5インチクラスにしてはかなりヘビーだ

5インチクラスにしてはかなりヘビーだ

ちなみに自重は7g。やっぱり結構重い。想定されるタックルはベイトタックル、それもミディアムクラス以上が基準となりそうだ。

スポンサーリンク

特徴を生かすにはネコリグ

強烈に水を押しそうな太いボディと、(他のクローラー系と比較して)低比重・高強度マテリアルライトテキサスも良さそうなんだけど、やっぱりまず試したくなるのはネコリグ

それも、今Youtubeでも話題(?)のOMO-NEKO=オモネコ、つまりヘビーネコを試してみた

OMO-NEKO

動画では何の前触れもなく「オモネコ」と言われている重いネコリグ。アノストレートなど、一部のクローラー系ワームではお決まりのリグで、日常的に使っている人からすれば「ヘビーネコ」の呼び名がしっくりくると思う、とにかく重いネコリグ

実際に、どこからが重いのか?というと明確な基準はないと思いますが、僕はベイトフィネスの範疇にないヘビーウェイトのネコリグ=ヘビーネコとしています

僕の場合、ベイトフィネスでは総重量6~8gがネコリグの中心的なウェイトで、それを超えるものはまず使いません。だから総重量8グラムを超えてきたらヘビーネコかな?って感じで捉えています。

なんせ自重が7gもあるんだから、ネイルシンカーを入れた時点で結構ヘビーです。

シンカーセッティング

ネコリグである以上は基本的にボトムの釣り。なのでボトムへの到達速度も結構重要なんですが、ファットウィップ5インチの場合、浮力と抵抗によってややフォールにブレーキがかかってしまうので、シンカーウェイトは1.8g以上でようやくストレスなくフォールする感じ。

いつも通り、お気に入りのバザーズワームシンカーTGから1/16oz(約1.8g)、5/64oz(約2.2g)、7/64oz(約3.1g)を用意して、フック先でシンカーホールを設けてからまっすぐ突き刺す

素材がかなり硬めなので、適当なフックでシンカーホールを空ける

素材がかなり硬めなので、適当なフックでシンカーホールを空ける

底質や地形を把握するために、シンカーは埋め込まずに「やや出しセッティング」することがキモ。テキサスほどではないにしろ、ワーム自体が硬いもんだからけっこうビンビンに情報を伝えてくれます。

やや出しセッティングでボトムの情報をかき集めろ!

やや出しセッティングでボトムの情報をかき集めろ!

フックセッティング

ベイトフィネスでネコリグをやる際にはN・S・Sフックをよく使うんですが、ファットウィップ5インチはなんつっても太くて硬いので、スナッグレスセッティングではなく通常のフックセッティングをした方が掛かりがよく無難

というわけでフックに関しては、いろいろ試行錯誤した結論だけ書くと、ワイルドモスキート#0が個人的にはベストです。

ワイルドモスキートは他のフックよりサイズが小さいため、#0サイズをチョイス

ワイルドモスキートは他のフックよりサイズが小さいため、#0サイズをチョイス

コスパ&刺さり重視ならパワーワッキーガード#2もいいですが、オモネコはそれなりに強いタックルの使用が前提なのでどうしても伸びやすいです。

パワーワッキーガードはガード、フック共に弱めだけど、フッキング性能はめちゃくちゃいい

パワーワッキーガードはガード、フック共に弱めだけど、フッキング性能はめちゃくちゃいい

ワイルドモスキート#0パワーワッキーガード#2はほぼ同サイズなので、状況とフィールドのアベレージによって使い分けるといいかも。

左がパワーワッキーガード#2、右がワイルドモスキート#0

左がパワーワッキーガード#2、右がワイルドモスキート#0

なおかつ、ワームプロテクトチューブは必須で、G7の製品を買ってもいいし、ホームセンターなどでシリコンチューブを買って自作してもいい。いずれにせよ内径8mmのものを4mmほどの長さに切って使うとぴったりです。

既製品を買うならG7の内径8mmがいい

既製品を買うならG7の内径8mmがいい

他に試したフックはビッグバイトフィネス、カバーフィネスHD、タリズマン、ワイルドモスキートダブルガード。ベンドのアールやフックポイントのネムリ加減によって、幅広のプロテクトチューブとの相性が悪く、いいアクションが出ません。プロテクトチューブをもっと短く切れば解決しそうですが、ズレ防止のために4mmは最低限欲しいところ。

こんな感じでハチマキの真ん中からやや後方にセットします。色々試した結果、このぐらいの位置が一番いいと思いました。

この位置にフックセットするのが個人的にはベスト

この位置にフックセットするのが個人的にはベスト

フックセット位置がこれよりも前方だとアクションした際にテールが水を受けすぎて上手く立ち上がらず、ピン立ちからの倒れ込みという食わせの間が消滅します。後ろ寄りにすることで、しっかりと頭が下を向いたままテールが立ち上がり、3~5秒ほどかけて倒れ込みます

フックがワームの中心に近づくほどテールにアクションを伝えやすい

フックがワームの中心に近づくほどテールにアクションを伝えやすい

スポンサーリンク

OMO-NEKO用タックル

3/8ozクラスのリグ、かつボトムの釣りということで、普段からフットボールジグやライトテキサスなどの底物に使用している専用タックルをスタンバイ。ヘビークラスに14lbラインでもいいのですが、動かし過ぎないことを重視してミディアムヘビークラスをチョイス。これは正解だったと思います。

公式の動画でもソリッドティップのヘビークラスが使用されてますが、本当にこの手の釣りはソリッドティップがいいです。ノリの良さとか魚に違和感を与えないとか、そういうインチキな話ではなくて、ティップが入るおかげでリグを動かし過ぎない。これがめちゃ重要。

あと最近、ラインは安物を好んで使うようになりました。毎回巻き替えるので、いいかなと。

そんなわけで、上記タックル&セッティングでファットウィップ5インチのヘビーネコを使い込んでみました。

いきなり58cmのデカバス

最近通いこんでいる青野ダムで実釣。デカバス率の高いクソディープ(6~8mライン)が岸から打てる青野川筋のお気に入りポイントにエントリーしましたが、1発目のアタックは掛けられず。フックをカバーフィネスHD#2からパワーワッキーガード#2へチェンジ。

2発目はディープから浮かせる際に力み過ぎてフックが伸びてしまいフックオフ。ただのミスですが、フックが伸びる=ロッドとラインのパワーは少なくともエリアのバスにマッチしていると前向きに捉えます。

ビロンビロンに伸びたパワーワッキーガード

ビロンビロンに伸びたパワーワッキーガード

気を取り直して3発目はがっつり掛けてから慎重に浮かせ、ラクショーのキャッチ。なんと上あごベースで58cmというそこそこサイズからのスタートで、いい釣りができました。

ファットウィップ5インチ「オモネコ」でのファーストフィッシュはマグナム級

ファットウィップ5インチ「オモネコ」でのファーストフィッシュはマグナム級

青野ダムでは60cm台前半がマックス級という認識なので、ファットウィップ5インチは十分にサイズの狙えるワームという印象。余裕の一軍入りです。

パワーワッキーガードのワイヤーガードは魚がかかれば一発でグチャグチャになるのが難点

パワーワッキーガードのワイヤーガードは魚がかかれば一発でグチャグチャになるのが難点

テキサスリグと比べて

普段はエスケープツインやドライブビーバー4インチのテキサスリグ(シンカーウェイト3.5~7g)で釣り込んでいるポイントなので、地形や沈み物などはチェック済み。

エスケープツインが買えない人におすすめのドライブビーバー

特にテキサスで釣るケースが激増

エスケープツイン+テキサスリグ、青野ダム究極のコンフィデンス

となればテキサスとどう違うのか?使い勝手がどのように変わるのか?という観点で釣り進めました。

スポンサーリンク

チェックの速さと正確さ

今回はそれなりに釣り込んでいるポイントだったので、オモネコでもちゃっちゃとサーチできましたが、初場所をじっくり釣り込むとなればチェックの正確さに分があるテキサスが無難だと思います。

ネコリグはズル引きというよりも、ラインスラックを弾いてアクションさせることで手前へ寄せてくる使い方が主ですが、これではボトムの情報がある程度わかるものの、テキサスほど多く感知できません

また流れや風のあるタイミングでは流されやすく、思ったコースを通せていない、ということもあります。

ただし、アクションの質が異なるためステイ中にバイトが集中するテキサスと比較し、いつでもバイトが取れるというのは大きな利点チェックの速さはオモネコに1票といったところです。

ということは、通いこんだフィールドであろうが初場所であろうが、ラン&ガンを前提とした速い釣りにはオモネコの方が適していると思います

根掛かりとの付き合い方

ロックエリアやブレークなどはどちらもトントン。でも極端に違うのは、レイダウンなどウッド系ストラクチャーに対する根掛かり耐性。フックポイントがむき出しのネコリグはウッド系ストラクチャーにグサっといってしまうことがどうしても多くなります。

特にオモネコのようにボトムから離れにくい重量帯では、ストラクチャーに気づいていても回避しにくいので、オープンウォーターでも強いガードのついたフックを使うのがおすすめ。強いとは言っても、フッキングには影響しません。

釣れるという事実=FACT

最大の違いは、テキサスよりもネコリグの方が一般的に釣れるというイメージがあること。僕はむしろテキサス推しですが、普通、ネコリグの方が釣れるというイメージを持っている人が多いと思います。

オープンウォーターでの底物をあまり得意にしない人が、テキサスを1日やり通すことが難しいとしても、ネコリグならなんとなくやれる。オモネコの一番の魅力は、エントリーしやすさかもしれません。

まとめ

デビュー戦で見事ナイスバスをキャッチできたこともあって、即一軍入りを果たしたファットウィップ5インチのオモネコ。

公式の動画でもコメントされていますが、「何をやっているのかがよくわかる」ことと、釣れるというイメージを持ちやすいことが魅力のリグ。初心者には特におすすめできます

僕の場合、ボトムのチェックはこれまでテキサス一辺倒でしたが、今後はスピードの違いで2つのメソッドを使い分け、釣果を上げられるようにしたいと思いますね~。

スポンサーリンク

YouTube、Twitterのフォローお願いします!

YouTubeチャンネルあります。

応援してくれる人は、ただちにチャンネル登録してください。とても励みになります。

Twitterとも連動しているんで、こっちもフォローしてください。お願いします。

おすすめ記事

スポンサーリンク