最新型ステラの購入は、もはや4年に一度のお約束。
とか言いながら、僕のステラデビューは2010年。歴はまだまだ浅いです。
それまでスピニングリールを買ったことがなく、ベイトオンリーでソルトライトゲームをやっていて、周りと話が合わない&まともなベイトロッドがないなどの理由で「やっぱスピニングいるわな」となり、10ステラ2500HGSを買ったのがはじめ。
それから14ステラ2500HGS、14ステラ2500Sと買ってきて、16年にバス釣りを再開。
パワーフィネス用にしばらく使っていましたが、後から購入した16ヴァンキッシュが優秀すぎて影が薄くなりがちでした。
16ヴァンキッシュは好きすぎて2台、さらに派生モデルの17ヴァンキッシュFWまで合わせると3台買ってしまいました。ゆくゆくは僕なりのインプレを書こうと思っています。
そんな中で今回、18ステラC3000XGを購入したので、実戦投入前に軽ーくレビューしたいと思います。
18ステラC3000XG
バス釣りでは2500番台から下がオーソドックスですが、今回購入したのはC3000XG。
C3000という番手はボディー、ローターともに2500番台と同サイズで、スプールのみ仕様が異なる…とは言ってもスプール径・ストロークまでは同じ。ドラグ値のみ2500番スプールよりも強いのが特徴ですね。
さらに2500番台にはないエクストラハイギアの設定があって、それでいて重量も変わらないのだから、バス釣り向けの番手として十分に選択の余地があります。
回収が速くてドラグが強い…パワーフィネス専用にもってこいですよね。詳しくは別記事でも書いています。
C3000XGにはシャロースプールの設定がないので、近いうちにC3000SDHHGのスプールを買おうと思っています。夢屋から丁度いいのが出てくれればいいんですけどね。
あとはハンドルノブが使いにくいT型なので、これもI型に変えたいですね。ってか、もう変えました。こちらも詳しくは別記事で。
良くも悪くも渋い外観
2017年の11月に各雑誌媒体で初めて露出した際には、7:3ぐらいで批判的な意見の多かった外観。
フィッシングショーで実機が公開され肯定的な意見も増えましたが、それでも好き・嫌いが半々ぐらいの印象でしたね。
僕は良いとも悪いとも思わなかったんですが、実機を手に入れてもやっぱりなんとも思いませんでした。
カラフルでないところはさすがのハイエンドらしく、渋いと思いますけどね。

シルバーを基調としたデザインは、良くも悪くも渋いの一言
かたやすでにホコリをかぶっている14ステラはキンピカの成金カラー。これも悪くない。

ゴールドがまぶしい14ステラ
とはいえデザインはぶっちゃけどうでもいいというのが本音。「排水溝の穴みたい」と散々な言われようのスプールデザインも「ふーん」といったところ。なんっとも思いませんでした。

排水溝の穴によく似たブランキング
3台も買っておきながら言うのも変な話ですが、16ヴァンキッシュのギラギラした感じよりは道具感があっていいんじゃないでしょうか?
人はなぜ巻き心地を気にするのか?
巻き心地を過剰に気にする神経質な人もいますが、僕はゴリゴリいってようがシャリシャリいってようが、シュルシュルいってようが気にしません。
そんな僕でも14ステラ、16ヴァンキッシュと比べ、大幅に質感が向上したことがわかるぐらい18ステラはスゴイ。
これまでのスピニングリールにはハンドルとギアの間に「噛み合っている感じ」があって、それがシルキーな噛み合わせなのか、ノイジーな噛み合わせなのかという評価をされてきたように感じます。
ところが18ステラはそのシルキーorノイジー論争からすると一歩先の次元。ハンドルがローターに直結されているようなダイレクト感があって「噛み合っている感じ」自体を感じません。
マイクロモジュールギアだからどうだとかそういうことではなくて、全体の工作精度がかなり向上しているのだと思いますね。
つっても、耳をすませばシュルシュルフォンフォン聞こえます。これはグリスが馴染んでいない、ギアにアタリがついていないなど諸原因あると思うので、使い込むことでどう変化するかが楽しみです。
16ヴァンキッシュに迫る巻き出しの軽さ
マグナムライトローターではないにもかかわらず、16ヴァンキッシュと同等の巻き出しの軽さを実現したといわれる18ステラ。
確かに展示品の18ステラ2500SHGは16ヴァンキッシュ2500HGSに巻けずとも劣らない軽さでしたが、C3000XGともなればさすがにそれほどでもなく、高ギア比特有のモタつきを感じます。
とはいえ14ステラ2500HGSと同等で、これまでの同番手と比べれば全体的にワンランク軽くなっているはず。

ローターには肉抜きが施されている
アルミローターなのにスゴイなぁと感心しながら裏返してみると、ローターの内部はこれでもかというほど大胆に肉抜きされていた。そりゃあ軽くなるわけだぜ。
いずれにせよ、各社が強調する「巻き出しの軽さ」ですが、そもそもこれは無負荷状態での話。
ウルトラフィネスのような抵抗の小さい「ノー感じ」なリグを扱う場合には重要な特性ですが、ある程度抵抗のあるリグを使用した瞬間真っ先にスポイルされてしまいます。
だからマグナムライト!だとかライトタフコンセプト!だとか、言葉だけを真に受けない方がいいですよ。
いくら無負荷状態で巻き出しが軽く、巻き心地がよくても、高負荷時にはノーマルギアであれエクストラハイギアであれ巻けないのがスピニングリールの特性ですからね。
14ステラ用スプールが使用可能
僕的に最も評価したいポイントはコレ。今回18ステラを購入するにあたって一番気にしていたのは、スプールの互換性です。
ニワカバサーの僕でさえ、リールスタンドや夢屋スプールなど、14ステラ関係のオプション資産は結構持っています。
歴代ステラを使用してきた人なら、きっと僕以上にいろいろとストックしてしまっているんじゃないでしょうか。
10ステラと14ステラはスプールに互換性があったものの、ドラグノブの外径が異なっていたため、ノブごと移植する必要がありました。
っつーことは結局、旧モデルのスプールを替えスプールとする際には、もれなくドラグノブも持ち出さないといけないわけ。
これって結構面倒くさいし、紛失のリスクもあるから嫌だったんですよね。
ところが18ステラには14ステラのスプールが小細工なしで取り付けられる。つまりドラグノブのサイズが共通なので、スプールサイズさえ合えば正真正銘の替えスプールとして使えるんです。
ためしに、18ステラC3000XGに夢屋14ステラ2500F3スプールを取り付けてみました。

14ステラのスプールが使えるのはうれしい
C3000番台ならC3000番台、2500番台のスプールが使えるので、これまでの資産を生かしやすくて本当にありがたい。グッジョブ!
まとめ
今回は18ステラC3000XGのファーストインプレッションということで、実釣前に感じたことをまとめました。
次回は実釣を交え、使用感などをレビューしていきたいと思います!