以前19ヴァンキッシュ2500SHGを2台導入して浮かれ切っている様子を書き綴りました。
これさえあれば、もうスピニングリールはいらない!なんて思っていたんですよ。
ところが2019年秋、日吉ダムでブチのめされたのを最後にバス釣り熱がすっかり冷めてしまい、そのままシーズンオフ。
バス釣りをやらないかわりにネットショッピングに精を出していると、いつの間にか18ステラを2台も追加購入してしまっていました。
目次
18ステラC2500SHG
買い足したのはC2000SHGとC2500SHG。いずれもバス釣りで使ってやろうと思っています。
今回の記事では、あくまでもC2500SHGの紹介です。C2000SHGについてはまた別の機会に。

トチ狂って2台買ってしまった19ヴァンキッシュSHGも当然使いますが、ボートに積むスピニングタックルはせいぜい3本。
今後、出番は減りそーです。
というのも、実はヴァンキッシュに対するネガがないわけでもないんですよね。
19ヴァンキに対するネガが浮上
浮かれて書いた記事でもお伝えした通り、19ヴァンキッシュというリールはハッキリ言って完全無欠に近いバス釣り用スピニングリールだと思います。
購入したのが2019年の5月なので、それほど長く使い込んだわけではないのですが、あらゆるシチュエーションで文句なく最高のパフォーマンスを発揮できるリールだと感じています。

このぐらいの魚はたくさん釣りました
でもさ、そんな最高のパフォーマンス、シロウトの僕たちにとって本当に必要か?
トーナメンターが勝つための道具って感じがしますね。

軽すぎはNGなんだな
軽いは正義。心底そう思っていました。
特にフィネス系の釣りをする場合、ノー感じになりがちなリグの操作性はタックル全体の軽さに依存しています。
むかし、14ステラ2500HGS(220g)を16ヴァンキッシュ2500HGS(180g)に置き換えたとき、あまりの使いやすさに衝撃を受けたのを覚えています。

16ヴァンキッシュ2500HGS
より軽さを追求して1000番台の激軽スピニングリールに手を出したこともあります。
16ヴァンキッシュC2000HGSと17ヴァンキッシュFW1000SHG。いつの間にか使うのをやめていました。汗

ヴァンキッシュ三連星
バス釣りごときには1000番クラスのリールでも、パワーや強度、ラインキャパの面では不足ありません。
でも、ロッドとのバランスが重要なんですね。
バス用スピニングロッドって、小番手のリールを使う、ほかのジャンルのサオと比べてカーボンがそれなりに厚く巻かれています。
その結果、(メーカーによって表記は異なりますが、)6ftチョイのULクラス、XULクラスのロッドでさえ90g以上ということがザラ。
90gっつったら、今や8ftのエギングロッドでもそんなもんですよ。6フィートのアジングロッドならアンダー50gが当たり前です。
そう思うと、バスロッドはケッコー重いんです。
1000番クラスのリールの自重にもグレードに応じて幅がありますが、ヴァンキッシュやイグジストなど軽量ハイエンドモデルの自重ではさすがに軽すぎてバランスが取れませんでした。

僕は多少の先重りは許容できるタイプですが、いくらなんでも限度がありました。
で、肝心の19ヴァンキッシュ2500SHGの自重は165g。17ヴァンキッシュFW1000SHGが160g。16ヴァンキッシュC2000HGSが155g。
1000番クラスと誤差レベルの違いしかありません。軽い! 軽すぎる!
間違いなくいいリールなんですが、アンバランスな気持ち悪さがありました。

16ヴァンキッシュが忘れられない
反対意見も多数あるかと思いますが、僕個人的には16ヴァンキッシュ2500HGSが自重・質感ともに最高でした。
180gで重いとも軽すぎるとも感じたことがなく、完全にベスト。これぞ手元にあるべき重さって感じ。
基本的に買った道具は手放さない主義なんですが、なぜか16ヴァンキッシュ2500HGSだけは友人に譲ってしまって手元にありません。
いまになって後悔しています。
ならば似たスペックのリールを買うまで…ということで白羽の矢が立ったのが、16ヴァンキッシュ2500HGSとまったく同重量(180g)の18ステラC2500SHGだったわけ。
ちゃんと購入の動機があったんですよ。
スグ買っちゃいました。
これまでは、C2500番って何のためにあるん? と不思議に思っていました。
18ステラより古いC2500番と、18ステラ以降のC2500番は規格が異なるので後者に絞って話を進めると、カタログスペックから読み解けるのは「やけに小口径なスプールと不釣り合いにデカいボディがくっついたリール」ということです。
要するに、スプールやローターのスペックはアジングやエリアトラウトにフィットするC2000番クラスで、1000番スプールとも互換性あり。ボディは2500番と同サイズというわけ。

左がC2500、右が2500
意味不明の番手だったんですが、とにかく180gのリールが欲しかったので、とりあえず買ってみることに。

C2500SHG VS 2500SHG
頭にCがつくとどうなるの? わかりやすく表にするとこうなります。
ギア比 | 有効ドラグ | 自重 | スプール径 | スプールストローク | 最大巻取長 | |
C2500SHG | 6.0 | 2.0 | 180 | 43 | 13.5 | 81 |
2500SHG | 6.0 | 2.5 | 205 | 47 | 17 | 89 |
とまあ、ボディはまんま2500SHGと同じで、スプール・ローター周りがコンパクトになった分スピードが落ちています。
手っ取り早く黄金比完成
とりあえずもっとも使用頻度の高いロッドに合わせてみましたが、バランスは最高。

かっこいい…
これで確信しました。
やっぱりある程度自重があったほうがキモチイイです。
でも小番手特有の不安ってありますよね。
フロロカーボンラインを多用するバス釣りでは、どうしてもコイル状の巻き癖が気になる…とか。
小径スプールってどうなん?
ラインがチリチリになるんじゃね? と思われがちなんですが、実は16ヴァンキッシュC2000HGSや17ヴァンキッシュFW1000SHGを使っていた時点で、すでに僕なりの結論が出ています。
ハッキリ言って、4lb程度までなら小径で問題ないどころか、むしろベストです。
とくにフィネス寄りなセッティングのロッドであれば、ガイドリングも小口径化されがちなので、2500番スプールではミスマッチということも。
今では「軽すぎるのはダメ」ですから、いやはやマジで筋の通ってない男ですよ僕は。
過去の16ヴァンキッシュC2000HGSや17ヴァンキッシュFW1000SHG(つまり旧C2000番クラス)よりも、18ステラC2500SHG(およびC2000クラス)のスプール径はほんの少し、1mmだけデカいです。
ただでさえ(細糸では)気にならない巻き癖が、さらに緩和されています。
2500番ボディサイズの恩恵
ここまでの内容だとまるで自重が増すことだけがメリットかのように思われそうですが、単純にボディがデカいことの恩恵もあります。
ボディがデカければその分ギアボックスが広く、小番手と比べて
- 巻きが軽い
- よりハイスピードなギアが選択できる
というメリットがあります。
同時購入した18ステラC2000SHGと比べると、快適さが全然違いますよ。
巻きが軽い
C2500SHGのボディは、ドライブギア径も含めて2500SHGと同じです。
ハンドルを回すことで回転させるローターのサイズ、上下動させるスプールサイズが小さくなるんだから、当然のことながら巻きは軽く感じます。

これは使った人にしかわからないと思いますが、軽快感がダンチですよ。
よりハイスピードな選択
すでに上で書きましたが、C3000XGと同等のハイスピードギアを採用したC2500XGというのもアリです。

これはさすがに、C2500SHGに比べると巻き重りを感じますが、最大巻き上げ長は2500SHG(89cm)に迫る86cm。
違和感なく2500番から乗り換えられると思いますよ。
まとめ
これまで存在価値がいまいちわからなかったC2500という番手。
自分も含めて、まだまだ2500番を使っている人は多いですが、今後はこれがバス釣り用スピニングリールのスタンダードになりそうな気がします。
シーズンインし次第ガッツリ使って、もっと詳しくインプレしたいと思います。