いかにも釣れそうな見た目に反して、かなり条件を選ぶルアーの筆頭格「ラストエース168」。
カッコつけて「操作系スイムベイト」のようなコピーで紹介されていますが、平たく言うと、サカマタシャッドやスーパーフルークのようないわゆるソフトジャークベイトの一種。
本来の派手な使い方ではぜんぜん釣れず、「タックルボックスの肥やしになってしまっている…」という人が多いんじゃないでしょうか?
正直に手を上げてください。ハッキリ言って、使いきれなかったでしょ?

今回はラストエース168がマジで輝く瞬間…デカバスブチギレのキラーリグを紹介します。
目次
結論:ラストエース168はワッキーで使う
ラストエースにはトレブルフックをスイムベイト風にセットできるように、ラインスルーシステムというたいそうな機構が組み込まれています。

ラインスルーシステム
ただパイプを通しただけで「ラインスルーシステム」ですよ。人を騙して物を売ることばかりやってきた釣り業界特有の表現力の高さには、毎度のことながら腰を抜かしそうになります。もうアートの領域だよな。
いいですか? 釣りはシンプルがいちばんです。こいつもなんてことのないただのワームと考えて、程よいところにフックをブチ刺しましょう。
1400円のワームにハリを刺すのはちょっとなあ…と思う人もいるかもしれませんが、マテリアルが丈夫なのでかなり長持ちしますよ。
ラストエース168のワッキー刺しでできるリグ
ワッキー刺しにしたラストエース168。こんなもん何に使うんだよ! って思う人も少なくないかもしれません。
ここでは僕がよく使うリグを3つ紹介します。
アフターシーズンにブチギレのノーシンカーワッキー

ラストエース168ノーシンカーワッキー
まず主力のブチギレリグ、ノーシンカーワッキーです。フックを掛ける位置によって、アクションが大きく変わる変幻自在の必殺リグです。
喰い上げさせる釣りにミスバイトはつきものなので、フックサイズはデカめを使います。
おススメはモスキートモンスター#3/0
頭寄りにリグればヨコヨコ
むなびれの上にフックを脇刺しにすれば、鋭角で切れ込むヨコヨコアクションが演出できます。
垂直岩盤やバックウォーターで、岸と並行に追わせたい際にはこれが大活躍。
中ごろにリグれば表層ピクピク
背びれ直下にリグれば、浮き上がりやすく、移動距離を抑えた表層ピクピク系アクション。
想像してみてください。マックスサイズのリアルベイトが苦しみもがいている姿を…。
イチゲキです。
カバー・ボトムゲーム対応のヘビーネコリグ
ラストエース168は、6.6インチのVテールワームとして、ネコリグにも抜群の適性をもちます。
カマツカをはじめとした、底生の中型ベイトフィッシュをモチーフに、または落ちアユシーズンのデッドリーベイトとして、最高のフィット感。
ワームを横向きにして、平らな面にフックを刺します。おススメフックはモンスターモスキート#2/0。
ワームそのものはシンキングマテリアルですが浮力が高めなので、ネイルシンカーは2g以上の重めのものをチョイスしてください。
流水域のサイト専用にヘビダンワッキー

ラストエース168ヘビダン
とくに初夏から秋口にかけて、とくにリザーバーのバックウォーターで行うサイトフィッシングに出番の多いヘビダンワッキー。
魚の進行方向に置きやすく、リアクション性の高い瞬発系アクションが思いのままです。
おススメフックはモスキートモンスター#1/0。
シンカーは3.5g~7gがアクションの邪魔をせず、ピッタリです。
ラストエース168ワッキーリグを使うタックル
ハッキリ言って道具の違いが影響しにくいリグなので、誰でも持ってるジグ・テキサスロッドでOKです。
ちなみに参考までに、僕は下記タックルを使用しています。
ロッド:HFAC-70HST
リール:16メタニウムMGL XGまたはジリオン10
ライン:フロロ12lb~16lb
まとめ
今年もやっと、ラストエース168をワッキーで使うシーズンがやってきました。ガチでおすすめできる数少ないリグのひとつなので、みなさんもぜひやってみてください。
ちなみに僕がこのリグを使うに至ったストーリーはこの動画でまとめて話しています。