スモラバは暗黒魔法。とさえ感じるほど釣れるルアーの定番です。
市販されているものであればどれを使ってもえげつないほどの釣果が約束されている。と言ってしまっていいのですが、今回は無理やりにでも釣れるスモラバの正体について語ろうと思います。
目次
スモールラバージグとは
ラバースカートをあしらったジグヘッド=ラバージグのうち、小さいものをスモールラバージグと呼ぶわけですが、どこまでがスモールなのかはっきり言ってわからなくなりつつあります。
僕の場合、スピニングタックルで扱うのが0.9~1.8g、稀に2.2g。ベイトフィネスでは2.7~3.8gまでという感じでしたが、パワーフィネスを導入してからは4.7gというスーパーヘビーなスモラバも使うようになりました。
おまけにトレーラーとして選択するのが高比重ソフトベイトであることが多く、総重量はMAX7g程度まで膨れ上がるのが当たり前。7gつったら1/4ozですよ。バス釣り用ルアーとしては中心的なウェイトに差し掛かってますよね。そう考えるともうスモールって感じじゃないですが、見て見ぬふり。
パワーフィネスはフィネスとは程遠い釣りなので、ここではウルトラフィネス~ベイトフィネスで使用する由緒正しきスモラバについてのみ触れようと思います。
とにかくえげつないルアー
スモラバを使ったことがある人なら誰しも、その食わせ能力に驚いたことがあると思います。
何をやってもだめだっつータフな状況下でも、スモラバにだけは食ってくる。ちょっと大げさに盛ってますが、それぐらい強いルアーだと僕は思っています。
フィネスの代名詞的存在
ひと昔前まではツネキチリグ、今でいうドロップショットリグ(ダウンショットリグ)がセコ釣りの代名詞的リグで、とにかくバス回収率が高く、これを使ったら「逃げる気だな」と周囲の冷たい視線を浴びるのはもはやお約束でした。
今ではネコリグ(ネイルショットリグ)が同様のポジションですかね。
食わせ能力でいうと互角かそれ以上のスモラバですが、なぜかテクニカルなイメージが浸透していて、周りの目を気にせず使いやすいのもグッド。
ネコリグの方がウィニングルアーになってるのになんでだって?そりゃあリグのネーミングが悪さをしてるんだと思いますよ。
環境にアジャストできる幅が広い
ベイトライクさとは程遠い毛むくじゃらのスモラバですが、そんなわけのわからないルアーがなぜ釣れるのか。
それはトレーラーを含めた環境へのアジャスト性能がずば抜けて高いからだと思います。
カバーだけでなくオープンでも、表層からボトムまで、リアクションでも食性でも、思いつく限りほとんどの場面でそれっぽい使い方ができるところがスモラバの魅力。それだけに、大きくハズすことがないんですよね。
えげつないほど釣れるスモラバ
というわけで、基本的にえげつないバス回収率を誇るスモラバですが、その中でも環境へのアジャスト力が極めて高い、あるいは逆に尖りまくっている爆釣スモラバを紹介します。
C-4ジグ
スピニング向けの1.3、1.8、2.2g、ベイトフィネス向けの2.7、3.3、3.8gという隙の無いウェイトバリエーションが魅力。カラーもナチュラル系を中心とした、いかにも釣れそうなラインナップ。

無限回集がお約束のC-4ジグ
オススメカラーはシークレットスモーク、スモークシルバー、ブルーギル。単に僕が好きなだけですけどね。
スピニングは1.3gのスイミングを基本に
なんとなく水絡みがいい気がするC-4ジグは、3lb程度の細糸でのスイミングが抜群にいい。その際トレーラーはシルクワーム一択!と言ってもいいほど最強のタッグだと思っています。
また砂利やゴロタのエリアではボトムまで沈め、ロッドワークでピュンピュンと小移動を繰り返すのも釣れますね。
ULクラスのロッドでも普通に掛かる超細軸フックも◎。ただし、そのため使い捨てになりがちなのでコスパは悪い。
ベイトフィネスは2.7gスタート
適度にスタックしやすいヘッド形状をコンセプトにデザインされたらしいですが、むしろ枝などに対するスリ抜けはトップクラスに感じます。
ブラシガードがスピニング向けに比べて強くなっているので、普通にカバーが打てますが、ベイトフィネス用としてはフックが細軸なので、これまた使い捨てになります。その分、本当によく掛かりますけどね。
通常使いの場合はやC-4シュリンプ3.5が最高のお供。
僕は10lbクラスのラインを使うので、3.3gを中心にもっぱら底物として使っています。お気に入りのトレーラーはフラップクロー3.3!
フジラバ
2.3、2.7、3.5gというベイトフィネス御用達のウェイトバリエーションに太軸フック&強めのブラシガードを纏った対カバー用スモラバ。
ベイトフィネス用としては一番気に入っていましたが、これを書いている時点でどうやら廃盤らしいといううわさが…。
まあ腐るほどストックしているので問題ありませんが、紹介する意味はなくなっちゃうかもしれませんね。

腐るほどストックしているフジラバ
無限回収を始めたころには小売店のルアーコーナーの足元にあるカゴで激安販売されていたような記憶があります。まだあればいいんですけどね。
ハングオフテクニックに最適
玄人風に言うとハングオフテクニック。僕ら素人的にとって根掛かりは悪夢ですが、そんな逆境を乗り越えてこそ獲れるバスがいる!
ストラクチャーに少し引っ掛けて外す爆釣テクですが、セミフットボールタイプのヘッドがこれを極端にやりやすくしてくれます。もはやオートマチック・ハングオフ。
まとめ
エグジグとかガードスピンジグも使いますが、とにかく釣れるのがC-4ジグ。
トレーラーや使い方の紹介はまた別記事で書きたいと思います。