フェンウィックやレジットデザインのロッドには初めからフックキーパーが付いている機種がありますが、ほとんどのメーカーは採用していませんよね。
だから社外製品をつけるか、ガイドをフックキーパー代わりにするのか、意見が別れるところ。
今回ブンブン大津店に立ち寄った際、たまたま手に取ったPROXの結束フックキーパーが便利かもしれないということで購入。試しに使ってみました。
フックキーパーって必要か?
いつもストリッピングガイド(元ガイド)にフックを引っ掛けているMONSTER(モンスター)です。
そもそもなんですが、僕はフックキーパー不要派です。
ガイドに引っ掛けるのが不安なら、ベイトリールの場合はサムレストに引っ掛ければいいし、スピニングならリールシートの隙間とか、いくらでも方法はあると思います。
でもつけたくなる気持ちもわかります。ガイドが傷つくことはほぼないにしろ、他の部分に引っ掛けるとどうしても傷がつくもんな。
以前よくあるフックキーパーを使ったことがあるんですが、バットにつけているとキャスト時にラインが引っかかるトラブルが多発したんで、もう二度と使わないと決め込んでいます。
ダウンショットのシンカー部分を固定できたりと便利なんですが、ラインが引っかかるのはNG。しかも可動式なので喜んで動かしているとブランクスが傷つくというトラップが発動する。
そもそも輪ゴムで固定するタイプは、使っているうちにずれるし紫外線での劣化がすごい。
個人的には、これに懲りたこともあってフックキーパーにはいい印象をもっていないんですよね。
今ではG-nius projectのSHKを熱心に使い込んでいます。スピニングタックルにはフックキーパー必須派です!
PROX 結束フックキーパー
そこで今回購入したのがこれ。結束フックキーパー。なんと10本入りで390円。
PROXというメーカーはこういった便利グッズからアパレル、ロッド、リールまで幅広く販売する正体不明のメーカー。とにかく低価格帯の製品が主といった印象で、正直あんまりいいイメージは持っていませんでした。
ところがこの結束フックキーパーはとんでもないアイデア商品で、イメージが変わりましたね。
ラインが絡みにくい
凹凸が少なく、ラインが絡む余地のない設計。逆を言うとダウンショットのシンカーなんかは引っ掛けておくことができませんが、フックのみキープできればいいという人にとってはベストアンサーになりかねません。
ラインが絡むことで致命的なバックラッシュに繋がるベイトタックルには特におすすめできるし、さらに言うとピッチングやフリッピングの際にも邪魔にならないので、撃ち物用タックルのお供として期待できる。
ということは、スピニングタックルでもフリッピングを多用するパワーフィネスには抜群にいいですね。
先に述べたように、僕はガイドにフックを掛けておくのが常だったんですが、パワーフィネスにこのフックキーパーを導入してみました。
注意点
輪ゴムで固定するタイプのフックキーパーではそこまで気にならないこと(とはいえ同様のことは起こりますが…)なんですが、スレッドが何かに接するように装着しないと滑って動いてしまいます。
ですので、フォアグリップからストリッピングガイド(元ガイド)の間にスレッド巻きなどで装飾が入っていないロッドでは使いにくいどころか、使えないと考えておいた方がいいかと思います。
あと、ギチギチに締め込んで装着するため、取り外す際はカッターやハサミ、ニッパーなどで切り取ることになると思いますが、その際ロッドを傷つけてしまわないか不安ですね。
まとめ
まだ使い込んではいませんが、かなり便利そうな雰囲気がプンプンしている結束フックキーパー。
ラインの絡みが気になってしょうがない!という人は、試してみてはいかがでしょうか。