イチカワフィッシングのPK-2がすごくイイ

謎のアイコンが気になるフックメーカー、イチカワフィッシングのPK-2を使ってみました。

イチカワフィッシング

イチカワフィッシング

スポンサーリンク

フックというパート

ところで僕は、魚に近い道具ほど釣果を左右すると考えています。だからタックルを組む際の優先順位は、絶対にルアー(リグ)>ライン>ロッド>リールです。

時々、というか、驚くほどにありがちなのが、リールの優先順位がずば抜けて高い人。ウソみたいに安いロッドを合わせて、変色して白濁したラインにお気に入りのルアーを結んでいます。なのにリールは高級品で、さらにはゴテゴテにカスタム済み。オイルやグリスなどのケミカルにもただならぬこだわり。

いやいやいや…ちょっと待ってくださいよ。いいリールを使うよりもルアーやライン、ロッドに資本を振ったほうが絶対に釣れますよ

いいですか? 魚と接触する唯一のパートは、フックです。一番重要なのはハリなんです。その次がハリと人を繋ぐ糸、そして糸を操る竿、こいつらまでがめちゃ重要。

リールなんて単なる糸巻き機。最後の最後でOKです。

というわけで今回は、これ以上にないと言っていい最重要パートであるフックについて書きます。

イチカワフィッシング

滋賀県草津市に本拠地を置くイチカワフィッシング。

市川哲也代表
イチカワフィッシングはmade in Japanの釣り針(釣りバリ)のOEM販売、オリジナルブランドの釣り針、ルアー、アパレルを製造、販売(インターネット販売)しています。ハリのOEM販売はエサ釣り用からルアー用のトレブルフックまで、オリジナルブランドでは釣り人のアイデアを形にして世界中のフィールドで納得いくまでテストを重ねた商品開発を行っております。

代表の市川氏自身、琵琶湖を中心としたバス釣りにお熱なようで、なんだかとっても現場感溢れるメーカー。これは期待できる!

いつからフックを製造しているのかは知りませんが、イチカワフィッシングとの出会いは2017年だったかな。ブンブン大津店で、ロゴ入りキャップを見かけて気になりだしたのが最初。

で、調べてみればとんでもなかった。あの伝説のバスマスターエリートプロ、リック・クランが愛用するトレブルフックが、なんとイチカワフィッシングの「KAMAKIRI」シリーズなんだってさ。

…なんで? 気になってしょうがない。

フックコーナーでもこのロゴがちらついてしょうがなく、ついに購入することとなりました。デビューは「PK-2」というオフセットフック

有名どころのバス釣りブログでは、「イチカワフィッシングさんからフックがドサッと届きました~」みたいな記事が見受けられますが、僕のような弱小にそんなウレシイ話が舞い込んでくるわけもなく、ちゃんと自分の金で買いました

こうなったら逆ギレ状態で、超辛口にレビューしたいと思います。

PK-2

イチカワフィッシング PK-2

イチカワフィッシング PK-2

やっぱり僕のバス釣りの基本はテキサスリグなので、そのためにと決め込んで購入したのがPK-2。サイズはもっとも使用頻度の高い3/0

テキサスは底物にしろ撃ち物にしろスイミングにしろ、4~4.5インチクラスのホッグ系ばかり使います。フックサイズが共用できるように、基本的には3/0サイズにマッチするものしか使いません。ブルフラット3.8は特別枠ですけどね。

公式のコピーはこれ。

  • ワームのタイプやリグを選ばない汎用性の高いオフセットフック。
  • 濃いウィードなどの障害物に引っかかりにくい形状。
  • 貫通性能の高い”マジックコーティング”採用。

汎用性が高い=ワームを選ばないとありますが、一般的にはナローゲイプと言われる部類ですね。大歓迎ですが、何にでも使えるわけではないと思います。

特にタテ方向にボリュームのあるスイムベイト系はツラい。イチカワフィッシングからはスイムベイト専用のSP HOOKという製品もあるから、無理してPK-1を使う必要はありませんけどね。

1/0~5/0までのラインナップで、1/0は6本、2/0~3/0は5本、4/0~5/0は4本入り。すべて定価300円なので、ごくごく普通か、ほんの少しだけ高いかなって感じ。

テキサスリグに

ちなみに僕がオフセットフックで悩むのは、テキサスリグの場合に限ります。だからフックのあれこれを考えるにあたって、常に意識しているのはテキサスリグでの使い勝手だし、テキサス以外にとっての良し悪しなんてのはまったく考えていません。

リーダーレスダウンショットリグ(パンチショットリグ、ジカリグ)の場合は、LDマスターというスーパーコンフィデンスなフックを使うし、ノーシンカーリグやブルフラット3.8の場合はツイストロックジョインテッドキーパー、ピアスフックTCなどワイヤーロック式のフックを主に使います。

真面目な話、釣行時間のうちほとんどは3/0サイズのオフセットフックがリグられたタックルを握っています。使用頻度が高いと言うより、常に使っていると言ってもいいほどだと思います。

スポンサーリンク

ライバルとなるフック

基本的にはナローゲイプタイプのオフセットフックに絞っていますが、そうは言っても各社から腐るほど発売されているわけで、釣具屋に行くたびに新しいものを買ってみたり、過去に買ってあまりいい印象がなかったものを買いなおしてみたり…。

当然のことながら、使用するタックルや撃つ場所によって必要なスペックは大きく変わるので、いつもまったく同じフックを使うわけではありません

それこそ、ワームを変えるとか、シンカーウェイトを上げたり下げたりする感覚で、フックの種類をローテーションさせています。

まだまだ模索中ですが、これまでのところでフックケース入りを果たしている製品は以下の通り。

ダブルエッジ3/0
ダブルエッジ3/0

ダブルエッジ3/0

HFAC-67MHSTに12lbラインでオープンウォーターや6m超のディープを撃つときは軽い力で刺さることを優先して細軸のダブルエッジ3/0。使用するフィールド的に、やり取りに余裕がある上、無理をしない前提のタックルだからまず伸びたり折れたりしない

D・A・Sオフセット3/0
D・A・Sオフセット3/0

D・A・Sオフセット3/0

HFAC-70HSTに14lbラインでオープンウォーターやライトカバーを撃つときは初期掛かりと、刺さった後の抜けにくさを考慮してD・A・Sオフセット。ワームにセットすると針先が外出やすい。スロート(=ベンド頂点からフックポイントまでの距離)が長くバレにくい。

リミット3/0
リミット3/0

リミット3/0

HFAC-70HSTでそこそこデンジャラスなカバーを撃つときはすり抜け重視でワームの身持ちもいいリミット。根掛かりやごみ拾いなどのストレスは非常に少なく快適。ダブルエッジの太軸版かと思いきや、ややスケールダウンしているため、深く食わないと掛かりにくい。

F・P・Pオフセット3/0
F・P・Pオフセット3/0

F・P・Pオフセット3/0

HFAC-70HSTでスイミングする場合は、初期掛かり最優先でF・P・Pオフセット。フックポイントが外側を向いているため、基本的には隠さずにむき出し状態でリグる。太軸で重量もあるので、スイム姿勢がいい。バイトがあれば即座に掛かる

主力にしているオフセットフックは以上、かなりの強豪揃いです。

形状特性

これを書いている時点ですでに実釣にも投入していて、スペックは把握できているんですけど、まずは見たまんまのインプレッション

やや懐かしさを感じる形状のPK-2

やや懐かしさを感じる形状のPK-2

ややナローゲイプ

テキサスをやっていて一番イラつくのはすっぽ抜けなんですけど、これはたいていの場合、自分が悪いです。

その次にアタマに来るのは、ステイ時に寝る(=横になる)こと。どう見ても不自然だし、吸い込みにくい(ような気がする)上にバスの口の中でも寝るハズ。結果すっぽ抜けの原因のひとつにもなりかねない。

ということで、極力寝にくいワームを使うだけでなく、寝にくいフックを選びたいところ。コレの要件はいくつかあって、一番わかりやすいのがナローゲイプ

ほかにシャンク形状がストレートに近いことや、線径の太さ(=重心の低さ)が影響しますが、とにかくナローゲイプということが最重要だと思っています。

要はワームとの一体感ですが、これにも限度があります。シャンクがワーム本体に近ければ近いほど一体感が増しますが、その分リグを咥えた際に針先が露出しにくくなります

現レギュラーの中では、リミットが一番ワームとの一体感がありますが、その分リグをタテにつぶした際に露出するフックポイントが控えめで、実際問題、他のフックに比べて「勝手に掛かる」ことは稀。真逆の性質なのがF・P・Pオフセット

つまりシャンクとワームの距離は、そのまま「かかりしろ」に変換されるので、丁度いいゲイプ幅というのがミソ。

PK-2は決してワイドでなく、ナロー過ぎず、塩梅としては理想に近い気がします。

ストレートシャンク

ステイ時の姿勢は文句なくイイ。ですが、ストレートシャンクのフックはベンド部分にかかる負荷が高く、線径を選びます。

ダブルエッジが細軸なのにファイトで伸びないのは、シャンクにもアールがかかっていて負荷を分散するためだと思います。
スポンサーリンク

やや太軸

PK-2はD・A・Sオフセットと同等の線径で、強度は十分。

強度面以外の恩恵として、僕が重視しているのはリグの重心が下部に集中するためフォール姿勢・ステイ姿勢ともに安定することです。

姿勢の良さはフックアップ率に直結しますからね。

内向きフックポイント

オフセットフックの性格を最終的に決定するのは、フックポイントのアングルだと思います。これが外向きなら掛かり重視内向きならストレスフリー

ざっくばらんに言うと、カバーやそれに隣接する場所で使用する場合、またオープンであってもウィードやゴミを拾う場合は内向きがイイし、リアクションの釣り(=とにかくすぐに吐く)とかスイミング主体の場合、とにかく掛かってほしいシチュエーションでは外向きがイイと思います。

ただし、何の工夫もなく掛かるのであれば内向きに越したことはないわけで…。

なかなかそんな魔法のようなフックはありませんが、近しいところで言うと、掛かりとストレスフリーを高次元で両立しているのがダブルエッジ(ただし細軸)と、D・A・Sオフセットです。

テフロンコーティング

ぶっちゃけ、コーティングの類は付加価値程度にしか考えていません。

スポンサーリンク

実釣インプレ

お疲れ様でした。いつもながら前置きが長くなりましたが、ここからが本題。購入後、これを書くまでの間には琵琶湖、高山ダム、永源寺ダムで計5回実釣に行ってきました。

通算20匹ほど釣りましたがアベレージ30cm、最大魚が45cm程度とショボく、恥ずかしながら強度面のレビューは書けません。

PK-2使用タックル
ロッド:ファクト HFAC-70HST
リール:16メタニウムMGL XG + KTFバーサタイルフィネススプール
ライン:シーガー・フロロマイスター14lb

最近、ラインは毎回巻き替えるので安物を使っています。

HFAC-70HST入魂に至るまでの実釣インプレ

2018年5月13日

ファクトHFAC-70HSTインプレ、続けざまに買っていくSTYLE

2018年4月23日

掛かりは一級

全てのバイトが獲れた、なんてことはありませんが、掛かりはいいように感じます。

と言うのも、魚の大小問わず、一段深い場所に掛かります。これは単にフックポイントの角度や素材そのものの貫通性能によって「とにかく刺さること」を優先したフック(前者はF・P・Pオフセット、後者はダブルエッジが該当)とは一線を画す掛かりだと思います。

リグが噛みつぶされることで「掛けしろ」がしっかり露出し、口内の硬い部分にフックポイントが突き立てられる。ザ・オフセットフックの掛かり方、といった感じです。硬い部分に掛かれば、ファイト中にフックで空いた穴が広がらず、後述しますがバラシのリスクが大幅に低減されます

とりあえず皮一枚だけでも掛けたいなんて場合は、ちょっと違うとは思いますが、バイトの深さを訊いてガツンと掛けていくスタイルにはとても向いていると思います。

バレない

とにかく刺さることを優先したフックは、掛けてからが本当の勝負。通常、総重量が1/2~1ozクラスのテキサスであればタックルもそれなりに強いわけですが、薄掛かりの場合はタックルの強さがバラすリスクを高めます。

PK-2も当然ヘビークラスのタックルで使用したんですが、上述の通り掛かりが深く、掛かったものに関しては一度もバラさずにランディングできました

これはフックポイントが内向き、かつスロートが深めという設計が影響しているんだと思います。

ゴミを拾いにくい

根掛かりはします。4本ロストしましたが、これはフックの問題ではなくて、シンカーがスタックするありがちな奴です。フックをどうこうしたからって、僕には防ぎようがありません。

ただし、ウィードやゴミの拾いにくさはガチです。一度埋めたフックポイントが魚のアタック以外では露出しにくく、とてもストレスがたまりにくい。当然ワームの身持ちもイイので、非常にストレスフリーに扱えると思いました。

まとめ

特にギンギンに尖った性格でもなく、非常に使いやすいテキサス用オフセットフックPK-2。「とにかく刺さりやすい」という方向性ではないですが、並のバイトであればガッツリ掛けられます。琵琶湖や高山ダムのような、食いの深い魚がナンボでも釣れるイージーフィールドでは大活躍間違いなし。

さらに言うと、カバーも結構いけます。すり抜け性能はリミットに劣りそうですが、変なモノにフックアップしてしまうことはほぼありません。実際、スーパー流木ダムの永源寺ダムでも普通に釣りが成立します。

今回は辛口にインプレするハズだったんですが、実際使ってみるとヒジョーに気に入ってしまい、結果的に激アマインプレとなってしまいました。もう、ダブルエッジ以外はPK-2に総入れ替えしてしまってもいいかな~ぐらいに思っています。

滅茶苦茶な数のストックがあるので、総入れ替えはまだまだ先になりそうですが…。

スポンサーリンク

おすすめ記事

スポンサーリンク