国内最大の釣り博、フィッシングショー大阪2020が終了しました!
2020年新製品の印象は…例年に比べて、あまり金を使わなくて済みそうだな~といったところ。
ヒジョーに残念です。
そもそも新しい道具を買わないと釣りができないわけでもないので、金を使わずに済むことはいいことなんですけど…なんだか言いようのない寂しさがあります。

少ないとはいえ、ちゃんと欲しいものはあります。
今回は備忘の意味合いを込めて、個人的に注目している新製品リストをここに書き記します。

ロッド
アルマダ AR-C67MHST/SS
フィッシングショーとは関係ないところで、福島健プロデュースの新シリーズ「アルマダ」が発表されました。
販売元がエバーグリーンではなく株式会社エステート、つまりデジーノです。MADE IN JAPAN狂の僕としては、縁のないメーカーだと思っていましたが…。
福島プロのことはぶっちゃけよく知りませんが、いつの間にかファクトシリーズをたくさん買ってしまっているワタクシ。
アルマダも、おそらく自分のスタイルには合っているんじゃないかな~…と思うわけですね。

今年は他に欲しいロッドが1本もないので、ひときわまぶしく映っています。
ヘビダン専用にHFAC-67MHSTの2本目を買うつもりだったのも追い風(?)となり、近そうな番手のAR-C67MHST/SS、もしくはAR-C67MHST/LSが気になっています。
フットボール・ヘビダン用に
いま、HFAC-67MHSTをフットボールジグのダウンヒル用に使っていて、すこぶる快調。「これ以上にないんじゃねーか?」ってぐらい気に入っています。
だから朝から晩までフットボールジグをリグりっぱなし。
でも最近は7~14g程度のヘビダンとの相性もいいことがわかって、これも1本リグりっぱなしにしたいと思うようになりました。
とはいえHFAC-67MHSTは1本しか持っていないもんですから、仕方なくHFAC-511MHSTとか、2本持っているHFAC-70HSTにリグってるんですよね~。
HFAC-511MHSTはアクション的にはまずまずなんですけど短いし、合わせているリール(16アルデバランBFS XG)がリグウェイトに合ってない…。
HFAC-70HSTはハリが強いもんだから動かし過ぎてしまうし、重くてラインを揺らすようなシェイクもやりにくい…。
やっぱりHFAC-67MHSTをもう一本買うか~…と考えていたところに、「Armada始動」のニュースが舞い込んできたわけですよ。
HFAC-67MHSTとソックリな番手が2本あるじゃないですか?
気になるぅ!
ロングソリッドとショートソリッド
で、アルマダシリーズのソリッドベイトにはそれぞれLSとSSの仕様があります。

ということですから、こと67MHSTに関しては、AR-C67MHST/LSがいま愛用しているHFAC-67MHSTに近い番手で、AR-C67MHST/SSはそれをよりスピーディーなアクションにアレンジした番手なんだと思います。
どうせ買うなら、少し味付けの異なる(と思う)AR-C67MHST/SSかな~…どうやらLSよりも先に発売するみたいだし。

おまけにグリップもコルクorEVAを選べるみたいですよ。どうでもいいけど。

リール
20メタニウムXG
紹介記事で絶賛したことで、買わなきゃ示しがつかない20メタニウム。
展示ブースはとんでもない人だかりで、なかなか手に取れないほどでした。
やっとのことでウイルスまみれ&手汗でベチョベチョになった展示品を触ることができましたが、これは正直、考えていたよりもずっとスゴかったです。


ウイルスまみれの20メタ
たとえば、待望のブラスギアなんだけど、ゴリシャリ化で有名な18バンタムMGLと同じクソギアである。とかですね。
それでもって「買おうと思っていたけど見送る」なんていうSabuい人もいらっしゃるようで…。サブいって書こうと思ったらSabuいと変換されました。おかしいですね。
ともかく「へー…そうなんだ」って感じですね。せいぜい3万数千円のリールにそこまで求めてもナ…。
僕はそもそも、ナロースプール化、ギアスピードが遅い、軽くもなっていない、とネガティブな印象が3拍子揃って、とりあえず1台だけ入れ替えるかな~どうしようかな~…程度に考えていましたが、完全に考えが改まりました。
男のケジメとして、XGの左ハンドルモデルを2台購入します。
コアソリッドボディすげえぞ!
剛性や質感はどうでもいいんですが、コアソリッドボディとなることで実現したコンパクトさは、驚異的なレヴェル。
18アルデバランMGLよりも小さいんじゃないの? と感じるほどです。

桁違いの小型化を実現
16メタニウムMGLに対するネガって、ボディがやたらデカいことぐらいしかなかったので、これには強烈なインパクトがありましたね。
とにかく今使っている16メタニウムMGL XGは全部20メタニウムXGに入れ替え決定でしょう。
夢屋シャロースプールはマスト
20メタニウムは結局のところXGを2台かな~ということで、やっぱり撃ち物用に使うことになりそうですが、その場合、吊るしの状態ではとてもじゃないけど使えません。

12lb~14lbをメインに、その前後(10lb、16lb)まで視野に入れた撃ち物タックルの場合、12lb-100mのラインキャパはハッキリ言って不要です。
19アンタレスを持っている人ならわかると思いますが、MGL3は特質上、ラインをパンパンに巻くのが前提です。回収スピードを重視する撃ち物ならなおのことです。
でもフロロをパンパンに巻くとスプールが重量が増してピッチングがダルくなるし、どうせラインなんて毎回巻き替えるんだから、底の方のラインは完全に死に糸になります。
かと言って下巻きは面倒だし…下巻きがPEでも、どうせ水を孕めば重くなるし…。

ラインキャパが大きければ、「傷ついたラインをいくらカットして捨てても釣りが続けられる!」って感じのことを言う人がいますが、それってせいぜい表面の数m。その日はよくても、次の釣りには巻き替えて来いよ! って話。痩せたスプールを使い続けるなんて、冗談キツイっす。
今使っている16メタニウムMGL XGも、ラインキャパを減らすためにKTFのバーサタイルフィネススプールをインストールしています。
フロロカーボン10lb-60m、14lb-45mぐらいですが、これだけ巻いてあれば1日は十分に使えます。
ただ社外品のスプールは、なぜかバブル経済下の日本を象徴するネオンカラーに染められていて、控えめに言ってクソダサいです。本当はこんなもん使いたくないんですよね。

オエェェ…
しかしなんと、20メタニウムは純正のシャロースプール(8lb-100m)を同時発売。

夢屋20メタニウムシャロースプール
あ、同時とは言っても5月なので、左ハンドルモデルと同時です。
12lb-65mというラインキャパは、14lbなら55m、16lbなら45m巻けます。最高ですね。


とにかく、これを入れてようやく使えるんじゃなかろうかと。グッジョブ!
20メタニウムのココがダメ
不評だったジュラルミンギアが、ブラスギアとなったことを喜ぶユーザーは多いようです。

ちなみに僕は、ジュラルミンギアのままにしてほしかった派です。
ジュラルミンギアのゴリゴリシャリシャリがヤダ! ブラスギア求む! という声が大きかったのはわかりますが、ギアなんて所詮は消耗品なんですよ。
ダメになったら買い替えればいいじゃないですか? シマノはパーツ単体でちゃんと買えるんだからさあ…。
20カルカッタコンクエストDC100HG
続いてはNEWカルカッタコンクエストDC。
ついに発表されてしまった、待望の100番サイズ、かつハイギアモデルが気になります。

待望の100番サイズ
最新のアナログカルコン、15カルカッタコンクエスト101HGを愛用していて不満に感じている項目がすべてクリアされるんじゃなかろうかと、ただならぬ期待を寄せています。
発売は例のごとく右ハンドル→左ハンドルの順なので、今回は右ハンドルの100HGを買おうと思っています。

スプールの立ち上がりに期待
15カルカッタコンクエストHG、14カルカッタコンクエストの100番サイズには36mm径のS3Dスプールが、20カルカッタコンクエストDCの100番サイズには33mm径のMGLスプールが搭載されています。

左が現行サイズ

当時は「え、36mm? 何トチ狂ってんだ?」と思いながらも、15カルカッタコンクエスト101HGを2台購入して今に至ります。
いまだに手放せず、クランキングタックルに合わせていますが、ハッキリ言います。
36mm径S3Dスプールは、かなりタルいスプールです。1/2oz以上のクランクベイトならワケないですが、1/4oz~3/8oz前後のスモールクランクには向いていません。
ワイルドハンチとか、ケッコーきついです。
ところが20カルカッタコンクエストDCの100番サイズは、何度も言いますが伝統の33mm径。

33mm径に逆戻り

素直に嬉しいですね。
しかもこのMGLスプール、世代的にはMGL2に当たりますが、32mm径の18アルデバランMGLや34mm径の16メタニウムMGLと比較し、ほんの少しだけナローなんですよね。
20カルカッタコンクエストDCの100番には33mm径、21mm幅という珍種のMGLスプールが搭載されています。

とにかく、15カルカッタコンクエスト101HGよりスプールの立ち上がりが改善されるのは明白。こうなれば無条件置換です。

ひとつだけ言わせて
ただ、スプールサイズが3mmも小さくなっているのに、どうやらフレームは14~15カルコンと同サイズ。つまり、使いまわしです。

現行のカルコンと同サイズのフレーム
コアソリッドボディにしろ! なんて無茶は言いませんが、できればイチから設計してほしかったですね~。

まあ、現行カルコン100番は丸形の中では十分パーミングしやすい方なので、そこまで気にならないんですけどね。
ルアー
マイクロダッジ
空前のヒット作となったダッジに、マイクロサイズが登場。
でもこれ、羽モノとの共通点はクロールアクションするフローティングルアーと言うだけで、まったくの別モノです。
動画をまだ見ていない人は黙って見てください。
おわかりいただけただろうか。
これは大好物のスピンフロッグだ
マイクロダッジはズバリ、スピンフロッグです。

もしかしたら、あまり一般的な言葉じゃないかもしれません。
要するに、スピニングタックル&PEラインで扱うことを前提とした小型のフロッグで、一般的なフロッグルアーと虫系ルアーの間を埋めるようなニッチな奴です。


僕はスピンフロッグが大好物で、スーペルナートビートルベイビー(モリックス)だったり、カバーシケーダ(フィッシュアロー)をメチャクチャ使っている時期がありました。
とくにパワーフィネスに没頭していた時期には、ほとんどこれだけで釣り歩いていたと言ってもいいぐらいです。スモラバより楽しいんだもん。
カバーに浮かすだけで釣れる
好きな理由は超単純で、釣れまくるからです。
- そもそもバックラッシュと無縁なので、入り組んだカバーにも打っていけます。
- 浮ゴミすら拾わない究極のスナッグレス性で、ゴチャゴチャのカバーからちゃんと帰ってきます。
- ゴチャゴチャのカバーで掛けた魚を、PEラインの超強度でゴイゴイに寄せられます。
結論、「カバーに浮かすだけで釣れる」ってのは大げさでもなんでもなく、事実です。
PEスピンを至急準備せよ

とはいうものの、MLよりも硬めのロッドを合わせても問題ないと思います。ただし、ロッドが硬くなればその分キャストに慣れが必要ですけどね。
僕はジャングルスピン680JMHSにPE1.5号か、ファクトHFAS-511MHSTにPE1号で使いたいと思っています。
TEEボーンスピナーベイト
キターーーー!
僕がケイテック推しなのは周知の事実だと思います。(そうなの?)
メインで使用しているソフトベイトはケイテックか、ケイテックOEM製品がダントツで多い…というかケイテックマテリアルならなんでも釣れるだろ! ってぐらい信頼度が高く、シラミ潰しに購入してきました。

2020年、ついに待望のワイヤーベイト、TEEボーンスピナーベイトが発売されます。

TEEボーンスピナーベイト
カスタムスピナーベイトを超えるか?
殿堂入りルアーの一角、カスタムスピナーベイトをご存知でしょうか?
飾りっ気のないデザインがカッコいい、林圭一氏の肝煎りスピナーベイトなんですが、おそらくこれまでに100個ぐらいは使ってきました。(そしてロストしてきました。)

カスタムスピナーベイト
釣ってきた魚も一番多いと思います。

そんなカスタムスピナーベイトなんですが、もう生産していないので、中古以外ではなかなか手に入りません。
はたしてポスト・カスタムスピナーベイトになるか??
重すぎる期待を背負ったTEEボーンスピナーベイト。発売し次第、購入してインプレしたいと思います。
まとめ
欲しいものがあまりない…なんて言ったわりに、記事を書いていくうちに次から次へ欲しいものが増えてきました。どうなってんだ、これ。